住みよい地球 全国小学生作文コンクール2018


「『住みよい地球』全国小学生作文コンクール2018」は、岩谷産業株式会社が主催し、今年度9回目の実施となる。同コンクールには文部科学省、環境省、全国連合小学校長会、全国市町村教育委員会連合会などが後援し、教育新聞が協力している。今回は日本国内だけでなく、アメリカ、フランス、中国など海外日本人学校18校を含む、675校の小学生から5551作品の応募があった。

「ガス&エネルギー」を事業の中核として、環境と深いかかわりを持つ岩谷産業が主催する同コンクールは、作文を通して、子供たちに地球環境を考えてもらう契機となることを目的としている。同社は「住みよい地球がイワタニの願いです」を企業スローガンに掲げており、作文のテーマもここから設定されている。

入賞者にはそれぞれ表彰状や賞品が贈られたが、特に最優秀賞、学校奨励賞は、主催者が学校を訪問して授与式を実施した。

小学校低学年の部
見つけていきたい、日本の良さ
福岡市立警固小学校3年 渡邊 美玲(みれい)さん

授与式は、昨年12月17日に主催者を代表して岩谷産業株式会社常務執行役員長谷川宏明広報部長が同校を訪問して行われた。表彰状と記念盾、副賞の図書カード5万円を授与された渡邊さんは「受賞の知らせを聞いた時、とてもうれしくておばあちゃんに最初に伝えました。お父さんの仕事の関係で、外国の人に会うことがよくあります。これからも外国の人に日本のよいところをいろいろと伝えたいです」と話した。


小学校高学年の部
未来の文明の利器
大阪市立住吉小学校6年 井上 穂乃里(ほのり)さん

授与式は、昨年12月17日、岩谷産業株式会社間島寛専務取締役が主催者を代表して同校を訪問、全校児童が集まる朝礼の時間に行われた。賞状や賞品などを授与された井上さんは、「理科が大好きで、ふだんから科学雑誌などを読んでいます。この作文を書くのに3日くらいかかりましたが、受賞できてうれしいです。私の将来の夢は科学者になることで、これからも自然や科学のすばらしさを知ったり見つけたりしていきたいです」と話した。

優秀な作品を多数応募した小学校に奨励の意味で贈られる学校奨励賞。受賞したのは、東京都中央区立明正小学校、奈良県生駒市立俵口小学校、岡山県倉敷市立中島小学校の3校。表彰式は、主催者が受賞校を訪問して行われた。


東京都中央区立明正小学校

中央区立明正小学校の表彰式は、1月21日に全校児童が集まる朝礼の時間を利用して行われた。主催者を代表して賞を授与したのは、岩谷産業株式会社内藤学広報部部長。

同校では4年生が社会科で“くらしを支える水”や“ごみの始末と再利用”を学習し、そのまとめとして作文を書いて同コンクールに応募した。「自分たちに何ができるのかを考えさせた結果、自分たちが住んでいる町や地球を大切にしたいという思いが高まった」という。


奈良県生駒市立俵口小学校

生駒市立俵口小学校の表彰式は1月22日、6年生の学年集会で行われ、代表児童4人に、表彰状と記念盾、副賞の図書カードなどが授与された。

応募した76作品が高く評価されたことについて同校校長は「生駒市は茶筅の町であることから、児童たちも茶道大会などに参加する機会があります。また生駒山などの豊かな自然にも恵まれ、そうした体験を作文に書くことで、子供たちの視野が広がったのではないかと考えます。それを評価していただいたことをうれしく思います」と話した。


岡山県倉敷市立中島小学校

2年生から6年生まで70人が応募してくれた、倉敷市立中島小学校の表彰式は1月29日に主催者が同校を訪問して、全校児童に向けてのテレビ朝会で行われた。表彰式では代表児童に表彰状と記念盾、副賞の図書カード3万円が手渡された。

指導教員は「倉敷市では、昨年7月の豪雨で真備町が大きな被害に見舞われました。そのような背景もあって、子供たちは“住みよい地球”というテーマから、温暖化防止について切実に感じることがあったと思います」と話した。同校からは準優秀賞、佳作、努力賞に各1人が受賞し、賞状などを授与された。

一次審査・二次審査を経てノミネートされた優秀作品から、最終的に各賞を決定する最終審査会は、昨年10月29日、岩谷産業株式会社東京本社(東京都港区)で行われた。

審査委員長の茅陽一東京大学名誉教授は講評の中で「今回は5500以上という多数の応募があり、その中から選抜されただけにいきいきとした作品が多かった。全体として、短い一文の中で、やはり主題を特定化し自分の感覚でその特徴を具体的にとらえ、自分の主張したいことを明確に示しているものが高い評価を得た」と述べた。

「水素エネルギー教室」で“クリーンなエネルギー”を実感

岩谷産業株式会社では、表彰式と併せて生駒市立俵口小学校で「水素エネルギー教室」と「燃料電池自動車試乗会」を実施した。

水素エネルギー教室では、紙芝居を使って地球温暖化と環境にやさしい水素の特徴を学び、そのあと子供たち一人一人に配られたキットを使って、水の電気分解によって水から水素と酸素を取り出す実験を通して、燃料電池の仕組みを学んだ。

燃料電池自動車試乗会では、6年生全員が水素を燃料とした地球環境にやさしい自動車「ミライ」に試乗した。全員が試乗したあと、排気ガスがまったく出ていない状態の車体後部を確認した。

「水素エネルギー教室」は大阪市立住吉小学校と倉敷市立中島小学校でも行われた。

【問い合わせ先】「住みよい地球」全国小学生作文コンクール事務局(プラスエム内)℡03-5541-7080。Eメール=sakubun@plus-m.co.jp

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