ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト2018

遠藤さんの作品

最優秀作品 さいたま市の遠藤彩さん

曽祖母との思い出や感謝をつづる

ファミリーマートはこのほど、全国の小学生を対象に毎年実施している「ありがとうの手紙コンテスト2018」の入賞者を決定した。第10回目となる今回の最優秀作品賞には、さいたま市立城北小学校(石橋慎一郎校長、児童数729人)6年生の遠藤彩さんら21人が選ばれた。遠藤さんの作品は亡くなった曽祖母への手紙。「世界一優しいおばあちゃん」と呼び、生前の思い出や感謝の気持ちを生き生きとつづった。

遠藤さんの表彰式は1月31日、同校で行われた。石橋校長から表彰状が手渡され、校内放送で全校にも受賞が伝えられた。

祖父母4人と同校3年生の弟が見守る中、遠藤さんは「天国のひいおばあちゃんへ」と題する受賞した手紙を朗読した。

手紙では、亡くなった曽祖母に向けて、一緒に植えたおくらが立派に育ち、実をつけていることなどを報告。数多くの思い出として「毎日、畑で野菜を作ってくれたり、裁縫を教えてくれたり、私の話をたくさん聞いてくれたね」との感謝を話した。「学校で失敗した事があった時、しょんぼりして帰ると、すぐに気づいてくれて『大丈夫、大丈夫』とはげましてくれました」などと優しい姿も語っていた。

曽祖母が得意としたのは、あんこ餅づくり。熱いお餅を手際よく丸め、おいしいあんこ餅を作ってくれた姿も描いた。その腕前を見て、「おばあちゃんの手は何でもできるまほうの手だと思っていたよ」と驚きの言葉を記す。

そんな大好きな曽祖母が亡くなった時、さみしくて感謝の言葉を言えなかったという。手紙を通して、改めて「今までありがとう。これからもお空からみんなを見守ってね」と告げ、教わったお餅作りを続けていくと誓っていた。

遠藤さんは曽祖母について「私をとてもかわいがってくれて、いろいろなことを教えてくれた」と振り返り、コンテストを通して、「ひいおばあちゃんに伝えきれなかった『ありがとう』という思いを伝えたかった」と話す。最優秀作品賞の受賞を「とてもうれしい。天国のひいおばあちゃんも喜んでくれていると思う」と喜び、「読書や作文は好きなので、これからもいろいろな文章を書いていきたい」と抱負を述べた。

2018年の同コンテストには、全国の1743小学校・団体と小学生から3万9487作品の応募があった。

ジャーナリストの池上彰さんが審査員長を務め、最優秀作品賞をはじめ、審査員特別賞35作品、学校・団体賞7校・団体を選定した。

コンテストは、気持ちを文字や言葉にすることとコミュニケーションの大切さを児童に学んでほしいとの思いで実施している。児童に生活の中で感じた感謝の思いを手紙で表現させ、「ありがとう」の気持ちを見つめてもらい、心の豊かさや表現力を磨く機会になるように願っている。

受賞作品は同社のHPに掲載。全国のファミリーマートで受賞者名を載せたポスターを掲示したり、店内放送で最優秀作品賞の朗読を流したりする。