小・中・高4校と1団体を表彰 第13回「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」

(公財)高橋松之助記念顕彰財団(浅野純次理事長)が主催する、第13回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が10月28日、都内で行われた。

「文字・活字文化推進大賞」は、「やまなし読書活動促進事業実行委員会(山梨県)」が受賞。「朝の読書大賞」は次の4校が受賞した。

朝の読書大賞

▽福井県南越前町立南条小学校=1999年から朝読を開始。地域・町などの協力のもと「学校図書館経営計画」に沿った、読書推進活動が高く評価された。具体的には、学校選定の「すいせん図書」の読書目標を達成した児童を校長室で表彰する。「週末読書」や「親子読書」の取り組み、上級生が下級生に読み聞かせを行う「なかよし読書」などの活動を実施している。

▽学校法人明照学園 樹徳高等学校・樹徳中学校(群馬県桐生市)=2001年から朝読を開始。毎年度、全職員へ資料「朝の読書を実施するにあたって」を配布し、学校長自ら朝読4原則(「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」)の意義、理念を言葉で説明。教職員一体となって進めている。2018年に完成した「共生図書館」に朝読おすすめ本コーナーを設置し、学校長をはじめ全職員が毎年1冊ずつ紹介している。

▽鹿児島県出水市立出水商業高等学校=1998年から朝読書を開始。2002年から毎朝10分間の活動を実践。市内在住の外部講師を招き、毎年学年ごとに行っている校内読書講演会やビブリオバトル、一斉読書、いじめに関するブックトークの実施など多様な活動が実施されている。出水市も「読書活動日本一のまちづくり」をスローガンに掲げ、家庭・地域・学校で読書活動を推進。第5回の「文字・活字文化推進大賞」を受賞している。

▽岐阜県立東濃特別支援学校(岐阜県土岐市)=同校は、小学部から高等部までの61学級。知的・身体的に障がいを有する210人の児童生徒が学ぶ。2014年から朝読を開始。継続を念頭に児童生徒の状況に合わせ実施。この活動が定着したことで、1日の授業を落ち着いた状況で開始できるようになった。読み聞かせや図書まつりを通して、小・中・高等部の交流の場も設けられるようになった。

文字・活字文化推進大賞

▽やまなし読書活動促進事業実行委員会(山梨県)=公共図書館や書店有志などが同委員会を組織した。毎月の打ち合わせを通して、県民の読書推進に有効な企画を打ち出し、「贈りたい本大賞」、スタンプラリーに参加すると、しおりや図書カードがもらえる「やま読ラリー」、家読を推進するための「うち読書POP展」「ブックフェア」「ビブリオバトルやまなし」「ワインと本と作家と」など、その内容の多くが定着し、広がりを見せている。図書館と書店が読書推進という共通の目的で協力し、山梨県の読書文化の醸成に大きく貢献している。

詳細は同財団ホームぺージ