学生と有識者がキャリア教育を考える 11/24京大で

教育界の有識者や気鋭の若手経営者が、学生と膝を突き合わせて議論する教育フォーラムが11月24日、京都大学の11月祭で開催される。今回のフォーラムは「人生のコンパスを子どもたちに―社会につながる学びとは」と題し、小中高におけるキャリア教育の在り方を考える。同フォーラムのプロジェクトリーダーを務め、学生代表としてパネルディスカッションにも登壇するNPO法人日本教育再興連盟(ROJE)関西学生事務局の瀬崎颯斗さん(同志社大学社会学部2年)に、見どころと意気込みを聞いた。

――今回のフォーラムの概要は。
学生登壇者の瀬崎颯斗さん(同志社大学社会学部2年)

SHOWROOMの前田裕二代表取締役社長と、ROJEの代表理事でもある教育者の陰山英男氏の基調講演に続き、両氏と鈴木寛東京大学/慶應義塾大学教授(ROJE代表理事)、学生登壇者を交えたパネルディスカッションを予定している。パネルディスカッションでは子供たちが「人生のコンパス」、すなわち自分らしい生き方をするための指針を持つにはどのような教育が必要か、またわれわれ大学生も含め、大人たちには何ができるのかを、ゲストや来場者の皆さんと共に考えていきたい。

――今回のテーマ「キャリア教育」について。

大学生が中学校や高校でキャリア教育の授業を実践する、ROJEの「中高まなびプロジェクト」という活動の中で、一人の高校生の言葉が胸に残っている。「好きなのは先生が面白い教科。先生が楽しそうに教えてくれたらどんな教科も好きになれる」。この言葉に納得すると同時に、教育に携わる一人としてとても大きな責任を感じた。多くの生徒は、好きな教科や得意な教科が文理選択の根拠になり、大学の学部選択につながる。キャリア教育というと職場体験や進路講演会のような特定の実践を思い浮かべがちだが、日々の授業や教科学習、また目の前の子供たちの将来の姿をイメージする視点や心持ちこそ、生徒の進路や将来の選択に大きな影響を与え得る、キャリア教育になるのではないか。一個人としてはそう考えている。

――開催に際して意気込みを。

当日は、ROJEの全国支部(関東、関西、広島)から集まる総勢80人の学生スタッフが来場される皆さんをお迎えする。私は学生登壇者として、ライブの場だからこそ聞けるゲストの方々の考えや発言を引き出せるよう努める。主催者であるわれわれ学生とゲスト、フォーラムに足を運んでくださる来場者の方々が、これからの教育を考える上で、何か一つでもヒントを得られる場にできればと考えている。ぜひ多くの方に参加していただきたい。

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関西教育フォーラム2019  “人生のコンパスを子どもたちに―社会につながる学びとは”
【日時】11月24日(日)午後3時30分~午後5時45分(午後3時開場)
【会場】京都大学吉田キャンパス 法経本館第一教室

参加無料。申し込みは事前予約フォームから。