愛知県の小6が文科大臣賞 第18回城の自由研究コンテスト

(公財)日本城郭協会と(株)学研プラスが主催する第18回小学生・中学生「城の自由研究コンテスト」(後援・文科省、(株)教育新聞社ほか)の表彰式が1月13日、東京都千代田区で行われた。

今回受賞の栄誉に輝いた小中学生たち

全国から310点の応募があり、21点が入賞し表彰された。文部科学大臣賞は、愛知県一宮市立萩原小学校6年生鵜飼航さんの「尾張名古屋は城でもつ~名古屋城再建を考える~」に授与された。

鵜飼さんの作品は、名古屋城天守木造再建について、自治体が抱える問題点に対し、識者、行政、市民、観光客など、幅広い層からアンケートをとり、その結果をしっかりと分析し、「後世に、どのようにして城を文化遺産として伝えていくか」に焦点を当てた。鵜飼さんは「名古屋城天守木造再建が進められようとしているが、石垣保全対策などに問題があり、工事の許可がおりない状態にある。名古屋城には石垣以外にも多くの文化財がある。これらは今まで大切に守られてきたからこそ、今現在、文化財として残っている。また、文化財としてだけではなく城に対する人々の思いも含めて受け継がれてきた。今まで受け継がれてきたものを大切にした上での木造再建こそが、1000年受け継がれる文化財の保護だと思うし、文化財環境保護の考えや思いを受け継ぐことになる」と鋭く指摘した。

授賞式後、同協会理事長の小和田哲男静岡大学名誉教授は、築城名人と称された人物と城に焦点を当てた講話を行い、その中で「類似性や相違点に着目し、比較研究することで、疑問点や研究テーマを発見することにつながる。また、ある1人の人物の関係する資料を順次、追っていくことで見えてくることもある」と受賞者にアドバイスを送った。

他の受賞者など詳細は、同協会ホームページを参照。