調べてみよう!食べてみよう!おみそ 第27回作文・新聞コンクールの入賞作品決まる

みそ健康づくり委員会が刊行する小学校家庭科副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」の第27回作文・新聞コンクールの入賞作品を決める審査会が、昨年12月17日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で開かれた。

作文部門の応募作品は約3300点。その中から、文部科学大臣賞が愛知県新城市立東郷東小学校の田尻珠央さん(6年)に贈られたほか、最優秀賞は、栃木県真岡市立真岡小学校の檜澤柚弥さん(6年)ら4人に、優秀賞は、埼玉県深谷市立榛沢小学校のダリワル・パルミースさん(5年)ら7人に、佳作は、神奈川県横浜市立下田小学校の小杉龍平さん(5年)ら8人に贈られた。

新聞部門の応募作品は約500点。その中から、みそ健康づくり委員会委員長賞が埼玉県新座市立東北小学校の山口心暖さん(5年)に、優秀賞が埼玉県春日部市立宮川小学校の丸山あずささん(5年)ら8人に贈られた。

学習指導要領に基づく小学校家庭科の調理実習では、みそ汁の調理が行われるが、「伝統食、優れた健康食としてのみそについてより一層認識を深めてもらおう」と、みそ健康づくり委員会が副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」(監修櫻井純子元文部省主任視学官、山本泰(一社)中央味噌研究所理事)を過去27年にわたり刊行。平成31年度は、全国の小学校を対象に約33万部を無料配布した。

今年の作品について監修者の櫻井氏は、「昔の人の知恵に感心する作品がある一方、『みそ玉』で簡単にみそ汁を作る方法など、現代の工夫に触れた作品もあった。伝統食であるみそが、さまざまな形で子供たちの生活に取り入れられているのは興味深く思う」と述べている。


【文部科学大臣賞受賞作品】
魔法の健康みそ汁
愛知県新城市立東郷東小学校6年 田尻 珠央

わが家には、糖尿病の祖父がいます。そんな祖父の体を心配し、祖母は毎日具だくさんのみそ汁を作っています。みその量を調節し、野菜に豆腐、わかめなどを盛りだくさん入れたみそ汁。飽きないように、みその種類を変える工夫もしています。みそ汁を、祖母は密かに「魔法の健康みそ汁」と呼んでいます。

祖父はある日、糖尿病が悪化しているので、入院になるかもしれないとお医者さんに言われました。主食であるご飯の量を減らし始めた祖父のために、栄養もとれておなかを満たせるみそ汁を祖母が出すようになりました。魔法の健康みそ汁を二週間食べ続けると、看護師さんに驚かれるくらい祖父の体調はよくなりました。

そんな魔法の健康みそ汁を、祖母はよく、「一人暮らしをするようになったら作った方がいい」と私に勧めます。祖父を見て、健康になれることは分かったけれど、みそ汁のどこがよいのか分かりませんでした。

調べてみると、みそにはたんぱく質やビタミン類、塩分、食物せんいが含まれており、健康に必要な栄養素を一度にとることができると分かりました。

栄養の豊富なみそは、具をたくさん入れたみそ汁にすることで、みその良さが引き立つのだと思いました。

また、みそはとても保存のきく調味料であることを知りました。みそ玉にすると、二週間ほど冷蔵庫でもち、一食分に分けて保存ができるので、忙しい時に便利だなと感じました。実際に母と作ってみると、とても簡単でした。手軽で、好みに合わせてみそや具を選んで作れる点は、とても魅力的に思いました。

その他にも、みそは香りがよく、料理によく合う、すてきな調味料だと分かりました。祖母に教わった魔法の健康みそ汁、母と一緒に作ったお手軽みそ玉で、大人になった時も、健康的に、おいしくみそを味わいたいです。