『住みよい地球』全国小学生作文コンクール2019


「『住みよい地球』全国小学生作文コンクール2019」は、岩谷産業株式会社が主催し、今回が10回目の実施となる。同コンクールには文部科学省、環境省、全国連合小学校長会、全国市町村教育委員会連合会などが後援し、教育新聞が協力したもの。日本国内だけでなく、アメリカ、イギリス、中国など海外の日本人学校13校を含む小学校687校の児童から6163作品の応募があった。

「ガス&エネルギー」を事業の中核として、環境と深い関わりを持つ岩谷産業株式会社が主催する同コンクールは、作文を通して、子供たちに地球環境を考えてもらう契機となることを目的としている。

同社は「住みよい地球がイワタニの願いです」を企業スローガンに掲げており、作文のテーマもここから設定されている。

入賞者にはそれぞれ表彰状や賞品が贈られたが、特に最優秀賞、学校奨励賞は、主催者が学校を訪問して授与式を実施した。

小学校低学年の部

白鳥と広せ川のために今、ぼくができること
仙台市立若林小学校2年 髙村凌生(りょう)さん

授与式は、1月8日に主催者を代表して岩谷産業株式会社常務執行役員長谷川宏明広報部長が同校を訪問して行われた。

表彰状と記念盾、副賞の図書カード5万円を授与された髙村さんは、受賞のあと、お年玉で白鳥と広せ川を守ることを呼び掛けるチラシを印刷した。チラシには、「白鳥と広せ川のためにゴミ拾いをしています。きれいな川にするためにご協力をお願いします。ハクチョウたち野生動物へのエサやりはいろんな問題があります」とのメッセージを載せて、環境を守る取り組みを続けている。


小学校高学年の部

思いやる気持ち
兵庫県川西市立川西小学校4年 笠原ゆかりさん

授与式は、1月16日、岩谷産業株式会社内藤学広報部部長が主催者を代表して同校を訪問、全校児童が集まる朝礼の時間に行われた。

賞状や賞品などを授与された笠原さんは、「自分の考えを、読んでくれる人に伝わるように文章にすることはとても難しかったです。地球上に『思いやりの気持ち』がいっぱいになればもっともっとうれしいです」と話した。

未来を変えていくために
鹿児島県知名町立下平川小学校5年 竿りりさん

特別賞は第10回目の募集を記念して設けられた賞で、特に環境やエネルギーをテーマとした作品のうち優秀な作品に贈られた。意欲的に海のごみ拾いをしていると作文に書いた竿さんは、「受賞後もほとんど毎日、海のごみ拾いをしています。受賞したことで私たちの活動が注目されるようになり、活動が大きく広がっていくような気がします」と話した。

優秀な作品を多数応募した小学校に奨励の意味で贈られる学校奨励賞。受賞したのは、福島県白河市立白河第二小学校、山梨県駿台甲府小学校、大阪市立堀江小学校の3校。表彰式は、主催者が受賞校を訪問して行われた。


福島県白河市立白河第二小学校

福島県白河市立白河第二小学校の表彰式は昨年12月16日、放送朝会で行われ、代表児童4人に、表彰状と記念盾、副賞の図書カードなどが授与された。

応募した46作品が高く評価されたことについて指導教員は「『住みよい地球』にしていくために、自分たちにどんなことができるのか、子供たちは夏休みに調べたり考えたりしながら作文にまとめることができました」と話した。


山梨県駿台甲府小学校

山梨県駿台甲府小学校の表彰式は、昨年12月20日、3~6年生の集会で行われた。主催者を代表して賞を授与したのは、岩谷産業株式会社内藤学広報部部長。

同校では5年生、6年生全員が応募した。また、1年生のときから、テーマを決めて毎週作文を書くことを課題にしているという。子供たちが要約した新聞記事を、教員が添削したりコメントをつけたりする指導をふだんから行っており、そのことが受賞につながった。


大阪市立堀江小学校

4年生・5年生を中心に208作品もの作文を応募してくれた大阪市立堀江小学校の表彰式は、1月27日に主催者が同校を訪問して4年生以上の集会で行われた。表彰式では代表児童に表彰状と記念盾、副賞の図書カード3万円などが手渡された。

指導教員は「4年生は景観学習の指定を受け、地域の歴史やわが町の良さについての学習をしました。また5年生は地球環境を守るために私たちにできることは何かを考えて作文を書きました。今回の受賞を励みにますますがんばりたいと思います」と話してくれた。同校では、準優秀賞、努力賞も各1名が受賞し、賞状などを授与された。

一次審査・二次審査を経てノミネートされた優秀作品から、最終的に各賞を決定する最終審査会は、昨年10月29日、岩谷産業株式会社東京本社(東京都港区)で行われた。

審査委員長の茅陽一東京大学名誉教授は講評の中で「今回は6000点を超える多くの応募から選ばれた作文だけあって、最終審査にかけられた作文はいずれもまとまりがよく、何を主張したいかが明確でよいものが多かった。低学年の最優秀賞は自分で川のごみ集めをしているだけに実感があふれた作文であった。高学年の最優秀賞は母親の外国人への親切を扱ったもので、こころ温まる内容だった」と述べた。

「水素実験教室」で“環境にやさしい水素の特長”について学んだ

岩谷産業株式会社では、表彰式と併せて「水素実験教室」を実施した。

水素実験教室では、地球温暖化と環境にやさしい水素の特長を学び、そのあと子供たち一人一人に配られたキットを使って、電気分解によって水から水素と酸素を取り出す実験を通して、燃料電池の仕組みを学んだ。

「水素実験教室」は福島県白河市立白河第二小学校、山梨県駿台甲府小学校、兵庫県川西市立川西小学校、大阪市立堀江小学校で行われた。

【問い合わせ先】
「住みよい地球」全国小学生作文コンクール事務局(プラスエム内)/℡03(5541)7080。Eメール=sakubun@plus-m.co.jp

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