アフターコロナの学校を支援 次世代教員養成プログラム

アフターコロナで人手不足が深刻な学校に、教員志望の大学生をインターンとして派遣する次世代教員養成プログラムを立ち上げた一般社団法人「lightful」(ライトフル)が7月25日まで、希望者を募集している。埼玉県戸田市教委と連携し、秋以降に同市内の小学校で活動を開始する予定で、学校への支援だけでなく、学生自身の成長につなげる狙いがある。

戸田市で始まる次世代教員養成プログラム「TEST」(lightful提供)

ライトフルでは、これまでも横浜市内の公立小学校などと連携し、教員志望の大学生が週に1日、数カ月間インターンとして通いながら、授業支援などを行う実証実験を行ってきた。この成果やオンラインを活用した取り組みを感染防止や学びの保障への対応で大変な状況にある学校の支援に役立てられないかと考えていたところ、戸田市内で学童保育を運営する「merry attic」(メリーアティック)がライトフルの活動に着目し、新型コロナウイルスによる地域の教育課題の解決に向けて連携を打診。戸田市教育委員会に企画を提案したところ、三者による教員養成プログラムに発展したという。

この次世代教員養成プログラム「TEST」では、応募した教員志望の学生を審査の上、戸田市内の小学校にインターンとして派遣。学校側のニーズを踏まえ、授業支援をはじめとするサポートを行う。学生はインターン中、ライトフルのスタッフによるリフレクションを受けながら、自分自身の教職に対する意識や成長を省察する。また、学校側の支援ニーズを洗い出し、学生側のやってみたいことやできることを明確にするためのワークショップも事前に実施し、双方にとって有益となる活動を目指す。インターンの派遣は10月ごろから開始する予定。

ライトフル代表でデジタルハリウッド大学2年生の田中あゆみさんは「報道によって学校現場はブラックだという負の面が強調されてしまっている。教育への思いはあるが、教員になるか迷っている人に、ぜひこのプログラムに参加して、リアルな学校現場の姿を知ってもらいたい。将来的には戸田市の取り組みをモデルにして、全国に広げていきたいと思っている」と意気込む。

TESTへの参加希望者はホームページから登録する。教員志望の大学生や大学院生らが対象で、戸田市に通えることが条件となる。


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