教育新聞編『FUTURE EDUCATION!』 岩波書店から11月発売

教育新聞が特集「クローズアップ」「先を生きる」などで行った、教育界のイノベーターへのインタビューなどをまとめた本『FUTURE EDUCATION! 学校をイノベーションする14の教育論』(1800円+税)が11月17日、岩波書店から出版される。全国の書店やamazonなどで、すでに予約が始まっている。

教育新聞編
岩波書店
1800円+税

同書には、イノベーターらの革新的な理論と実践手法、最先端の取り組みなどに迫り、掲載時に反響が大きかった記事14編を収録。教育関係者以外も読みやすいよう大幅に加筆し、「教育が面白くなる入門書」にもなっている。

テーマは「教育の究極の目的とは何か」「多様な社会を生き抜く力とは」といった根源的なものから、「2050年を生きるための教育」「成功や幸せの価値観を変えるための教育」などの教育観や実践、学校現場で進む意識改革と組織改革、そしてコロナ危機を経て、学校と学びはどう変わっていくべきかという考察など、「未来の教育への羅針盤」となるものを選んだ。

また、学習進度2倍というAI教材や、児童生徒が自分の習熟度に合わせて利用できるオンライン学習サービス、100万人の子供たちが視聴者のYouTubeの授業動画など、新時代の学習方法にも迫っている。

本書を担当したのは小木曽浩介(編集部長)、佐野領(編集委員)、記者の藤井孝良、板井海奈、秦さわみ、松井聡美。

岩波書店のサイト(予約可能なネット書店のリンク有り)は こちら

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【読者の皆さまへ】 教育新聞編集部長 小木曽 浩介

教育新聞の企画の中でも特に高い関心をもって読まれているのが、「教育界のイノベーター」へのインタビューです。本書は「今後100年間、教育を志す人間が必ず読むような本にしたい」という思いで、それらの一部をまとめ、教育関係者以外にも読んでいただきやすいように加筆しました。

「14の教育論」を読んでいただくと必ず、「未来志向の潮流」とでもいうべき一本の太い流れが見えてくることでしょう。そこに本書を読まれた皆さんの思いと情熱が加わり、より大きな潮流となっていく――。『FUTURE EDUCATION!』という書名には、そういう願いを込めました。

教育の未来とは、世界の未来に他なりません。一人でも多くの子供が笑顔で暮らせる「幸せな世界と未来」がつくられるよう、教師、教員志望者、教育関係者はもとより、保護者、教育に関心がある大勢の方々に、本書を読んでいただけることを願っています。

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教育新聞編『FUTURE EDUCATION! 学校をイノベーションする14の教育論』(岩波書店)
【目次】
■はじめに 小木曽浩介(教育新聞編集部長)
■第1章 教育の先にある未来

#01 野依良治 人類は進歩し続けなければならない ノーベル賞受賞者が語る教育の究極の役割

#02 ブレイディみかこ 「誰かの靴を履いてみる」こと 多様な社会を生きるための想像力

■第2章 学校のイノベーション

#03 日野田直彦 2050年を生きるための教育 「世界を救う勇者」を育成したい

#04 中原淳 アクティブな学びは組織が生み出す 学校と社会を「見える化」でつなぐ

#05 遠藤直哉 進学校でも受験向け授業はしない 福島を教育で復興させる意志

#06 木村泰子 「教員の学校」を断捨離 全ての主語を子供に変える

#07 鈴木大裕 「成功」「幸せ」の価値観を変える 米国の失敗から学ぶ教育改革への道筋

■第3章 近未来の教育

#08 山口文洋 スタディサプリが変える教師像 教える人から学びの伴走者へ

#09 神野元基 進度2倍、 AI型教材キュビナの衝撃 問い直される授業と学び

#10 宮口幸治 学校でしか救えない子どもたち 少年院から生まれたコグトレの可能性

#11 髙橋一也、堀尾美央、正頭英和 Think Globally, Act Locally グローバル・ティーチャーが語る世界の最前線

■第4章 ポストコロナの学校像

#12 平川理恵 コロナ危機で問われる学校の本質 ピンチをチャンスに変える思考

#13 新井紀子 読解力低下を「読み解く」 いま求めるべきは自学自習できる力

#14 葉一 YouTubeが変える学校 100万人の視聴者が求める未来の学び

■おわりに 齊藤英行(教育新聞社 代表取締役社長)