6つの活動領域から9件が栄誉に輝く 第51回「博報賞」受賞者が決定

(公財)博報堂教育財団(戸田裕一理事長)主催の第51回博報賞の受賞者がこのほど、決定した。同賞は教育実践の活性化と支援を目的に、とりわけ「ことば」を軸とした、優れた取り組みを継続している学校・団体・個人を顕彰するもの。

今回は、「国語教育」「日本語教育」「特別支援教育」「日本文化・ふるさと共創教育」「国際文化・多文化共生教育」「独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動」の6つの領域を対象とした活動に対し、学校・団体・個人から9件が「博報賞」を受賞した。

このうち、特に奨励に値する2件に文科大臣賞が贈られた。受賞した団体と活動内容は次の通り。

▽特別支援教育=佐渡ことば・こころの教室(新潟県)「ことばつたえる こころつなぐ~通級制度後の取り組み~」/この教室では、発達障がいを含めた幼児・児童生徒の特別な教育ニーズに的確に対応し、通級指導制度対象児の指導に支障をきたさない範囲で、相談・指導に努めてきた。島内の小・中学校通級指導教室担当教員が、日常的に研修に励み、綿密な連携によって指導力、専門性を高めている。20年前からは、未就学児対象の言語検査を継続して実施し、保幼小連携の充実も図っている。近年では、高等学校での特別支援教育も視野に入れるなど、常に時代のニーズに合わせ活動を展開している点が高く評価された。

▽国際文化・多文化共生教育=特定非営利活動法人トルシーダ(愛知県)「不就学の外国籍の子どもの日本語教育を通した居場所づくり」/同法人は、住民の6割近くを外国人が占める豊田市保見地区を中心に不就学・不登校状態にある外国籍の子供に対し「日本語教室を通した居場所づくり」を展開。その支援内容は、就学前、就学後、高校進学、超過学齢(義務教育を受けられる年齢を超過して来日した子)、就労と幅広い。子供のニーズや抱える課題に合わせ、行政・地域住民に働き掛けながら、20年以上にわたり活動を継続。昨年からは、年齢や国籍に関係なく、アートを通して住民の交流を促進するため「保見アートプロジェクト」を定期的に開催。地域の多文化共生の取り組みとして注目されるなど活動内容が高く評価された。

受賞内容の詳細は、博報賞サイトまで。

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