調べてみよう!食べてみよう!おみそ 第28回作文・新聞コンクールの入選作品決まる

みそ健康づくり委員会が刊行する小学校家庭科副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」の第28回作文・新聞コンクールの入賞作品を決める審査会が昨年12月17日、東京・千代田区のアルカディア市ケ谷で開かれた。

作文部門の応募作品は約2500点。その中から、文部科学大臣賞が鹿児島県出水市立上場小学校の切通正義さん(6年)に贈られたほか、最優秀賞は宮城県仙台市立向陽台小学校の武藤妃生さん(5年)ら4人に、優秀賞は埼玉県深谷市立榛沢小学校の遠藤愛里さん(5年)ら5人に、佳作は福岡県大牟田市立銀水小学校の西山苺子さん(6年)ら9人に贈られた。

新聞部門の応募作品は約400点。その中から、みそ健康づくり委員会委員長賞が岐阜県郡上市立三城小学校の松山侑記さん(5年)に、優秀賞が岐阜県郡上市立三城小学校の和田桜さん(5年)ら8人に贈られた。

学習指導要領に基づく小学校家庭科の調理実習では、みそ汁の調理が行われるが、「伝統食、優れた健康食としてのみそについてより一層認識を深めてもらおう」と、みそ健康づくり委員会が副読本「調べてみよう!食べてみよう!おみそ」(監修・櫻井純子元文部省主任視学官、山本泰(一社)中央味噌研究所理事)を過去28年にわたり刊行。令和2年度は、全国の小学校を対象に約33万部を無料配布した。

今年の作品について監修者の櫻井氏は、「今年は世の中が大きく変わり、子供たちにとっても生活や学習環境に変化の多い年だった。その中で、人々の意識の変化もあったためか、おみそを通して『人とのつながり』を感じさせる作品が多かったように思う」と述べている。


《文部科学大臣賞受賞作品》
ぼくの大事なパートナー
鹿児島県出水市立上場小学校 六年 切通 正義

ぼくはみそが大好きだ。だから、ぼくが初めて作った料理はみそしるだ。

それは小学三年生の時のことだ。初めて料理をするということで、ドキドキワクワクしながら母に教えてもらい、うすあげとナスとワカメのみそしるを作った。ダシをとり、具材を切り、にて、最後に火を止めてみそを入れる。みその香りが一気に広がり、「料理をしたぞ。」という実感がわく。

今、考えれば、母はいろいろなことに配りょして、みそしるを最初の料理に選んだのだと分かる。様々な具材の中から、切りやすい具材を選ぶことができること。調味料の基本として、みその使い方を伝えておきたかったこと。そして、わが家の味をしっかりと引きついでおきたかったこと。

ぼくは今、六年生。いろいろな料理を作ることができるようになった。マーボーどうふやチャーハン、野菜いため、どれもみそをかくし味で使うことで、ぐっとおいしくなる。みそは、様々な個性の味をまとめてくれる万能調味料なのだ。

ぼくは、幼少期に三年間、スペインで過ごした。外国の食材に囲まれながら、わが家では毎日のようにみそしるを食べていた。おかげで、ぼくはいつも日本食を身近に感じながら成長できた。また、スペイン人の友達にもみそしるをふるまって、とても喜ばれた。みそが国際交流の仲立ちをしてくれた。

おみその副読本を読んで、たくさんの種類のみそがあることが分かった。その土地の自然や食文化に合わせて改良してきた成果だと思う。だからこそ、みそはたくさんの人に愛されているのだ。ぼくは将来、古生物学者になりたいと思っている。海外にもどんどん行きたい。どこに行ってもみそがあれば、わが家の味や食文化を感じることができる。みそは、ぼくにとって、心強いパートナーなのだ。