6つの活動領域から10件が栄誉に輝く 第52回「博報賞」受賞者が決定

 (公財)博報堂教育財団(戸田裕一理事長)主催の第52回博報賞の受賞者が決定し、11月12日に東京都千代田区の日本工業倶楽部で贈呈式が行われた。同賞は教育実践の活性化と支援を目的に、とりわけ「ことば」を軸とした、優れた取り組みを継続している学校・団体・個人を顕彰するもの。

 今回は、「国語教育」「日本語教育」「特別支援教育」「日本文化・ふるさと共創教育」「国際文化・多文化共生教育」「独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動」の6つの領域を対象とした活動に対し、学校・団体から10件が「博報賞」を受賞した。このうち、特に奨励に値する3件に文科大臣賞が贈られた。文科大臣賞を受賞した団体と活動内容は次の通り。

 ▽独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動=新潟県新発田市立住吉小学校「子どもと共に自分の差別意識を見つめ学び続ける『じんけん』学習」/「差別はいけない」と教える授業から、「自分自身の加害性や差別意識を子どもと共に考える」授業へと転換を図った点、さまざまな資料教材を自作し、生活に生きる学習へとつなげている点、教師自身が「かかわりレポート」を通して学び合う点など、他校の参考になる事例として高く評価された。

 ▽日本文化・ふるさと共創教育=岐阜県岐阜市立岐阜小学校「『地域創造型』の学校を目指す『ふるさと大好き』岐阜小児童の発表・提案」/総合的な学習の時間「ふるさと学習」を中心に地域の資源に学ぶ学習を積み重ねている。教科横断的な取り組みをし、特に社会科と連携させたことで、社会事象を「自分のこと」としてとらえ自ら行動する児童の姿につながっている。児童がふるさとのよさを理解し、行政にも提案をしようとする姿勢をもち、保護者や地域住民の意識に大きな影響をもたらしている点はふるさとと共創教育のモデルケースとなる取り組みとして評価された。

 ▽特別支援教育=広島県立広島北特別支援学校「互いを高め合う交流及び共同学習の実践 ~芸北りんごがつなぐ高等学校との取り組み~」/特産品の「芸北りんご」を架け橋に、広島県立加計高等学校芸北分校と8年間にわたって行われてきた交流及び共同学習の実践。地域交流単元を軸に作業学習の教育課程を編成。学校の枠を超えた学習は、それぞれの生徒の意欲や自信、将来への夢や希望を向上させ、相互の敬愛という関係まで高めており、全ての地域や学校のモデルとなる先駆的な実践として高く評価された。

 博報賞に関する詳細は、ホームぺージまで。

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