JICAがエッセイの書き方で副教材作成 世界と自分のつながりを紐解き、より深い学びを

 「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」(以下、JICAエッセイコンテスト)を実施している独立行政法人国際協力機構(JICA)はこのほど、教員が授業などで活用できる副教材「エッセイ書き方ガイド~実践ワークシート~」を新たに作成しホームページで公開を始めた。

エッセイ書き方ガイド~実践ワークシート※JICA地球ひろばHPから自由にダウンロード、コピーできる

 JICAエッセイコンテストは、次の世代を担う中高生がエッセイを書くことを通じて国際協力などへの関心を高めることを期待して実施しているもので、6~9月が応募期間となっている。学校現場では授業の一環や夏休みの課題として活用されており、学校単位での応募作品が全国より多数寄せられている。

 こうした中、新学習指導要領においては、主体的・対話的で深い学びの視点から「生徒がどのように学ぶのか」を重視した授業づくりが求められており、このような状況とエッセイコンテストを結び付け、授業づくりを活発化してもらおうと、副教材「エッセイ書き方ガイド~実践ワークシート~」を作成した。

 (JICA地球ひろばHPから自由にダウンロード可能:募集案内 | プログラム紹介 – JICA地球ひろば)


▽JICA担当者の声

――実践ワークシートを作成したきっかけは?

 中高生にとって「国際協力」という言葉は少しハードルが高いように感じるかもしれません。ですが、世界とのつながりは身近なところにたくさんあります。今回、自分たちの日常から国際協力を柔軟かつ多様な視点で考えるきっかけづくりとして実践ワークシートを作成しました。また、生徒たち自身が自分はどのようなことに興味があって何を感じ考えたか、さらに自分に何ができるかということを一つ一つ整理することで、より良いエッセイを書く手助けになってほしいという思いもありました。

――実践ワークシートのポイントや活用方法は?

 ポイントは、新学習指導要領の3つの柱の要素を取り入れているところです。例えば、情報収集や分析(=知識及び技能)、友人らとの話し合いや課題解決への思考(=思考力、判断力、表現力など)、自分にできることの提案(=学びに向かう力、人間力など)などです。このワークシート作成にあたっては、現職の中高の先生方にも監修をいただきました。

 これまでの授業や課外活動、メディア等で見聞きしたことも思い出しながら、ワークシートに沿って、とにかく書き出してみる。そして頭の中を整理しながら、それぞれ興味・関心のあるテーマを自身の体験と紐づけて、自分の素直な想いを言葉にしてほしいと思います。

――JICAエッセイコンテストへの想いと期待は?

 SDGsや国際協力を学ぶことは現在の学校教育では必須となっており、JICAエッセイコンテストの目的と照らし合わせても大変親和性があります。さらに、学習指導要領の改訂に伴い注目されている「探究型学習」においても、JICAエッセイコンテストの活用が大いに期待されます。

 本コンテストでは6~9月を募集期間として設定していますので、エッセイ執筆を夏休みの課題として設定することだけでなく、事前・事後学習のツールとして役立てていただけたらより一層の教育的効果が期待できると考えています。

――教員・生徒の皆さんに向けてメッセージ

 例えば、地域に住む外国人や留学生、普段何気なく口にしている食べ物や着ている服などから、世界とのつながりを感じる出来事・瞬間は必ずあると思います。一見、自分とは遠いことのように感じてしまう「国際協力」ですが、身の回りから世界の課題をジブンゴトとして捉え、その思いを言葉にすれば世界を動かす力になっていくはずです。10代の若い感性で、自分の思いを、「言葉」にしてエッセイを書いてみませんか。皆さまからのたくさんのご応募お待ちしております!

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