(円卓)小さな村(g7)でできる教育

武蔵大学教授 和井田 清司


 2016年、日本でG7伊勢志摩サミットが開催された。このG7に触発され同サミットに先んじて、山梨県丹波山村で「小さな村g7サミット」が開催された。全国各地域の最も人口の少ない村に呼び掛け村おこしの協議会がスタートした。

 g7の仕掛け人は、小村幸司さん。元銀行員。映像ディレクターに転身したのち、一念発起して関東で一番小さな村である丹波山村(山梨県)の地域おこし協力隊として入村。地域に根ざした実践を蓄積してきた。その経験から、事前にそれぞれの村を訪れ、「全国各地の最小村でそれぞれの知恵を集めて協力し合えば、村おこしのエネルギーになり、相互に元気になる」と夢を語った。自治体での感触は悪くなかった。

 初年度は「移住」をテーマに丹波山村、2年目は「都市との交流」をテーマに檜枝岐村(福島県)、3年目の今年は「小さな村でできる教育」をテーマに北海道音威子府(おといねっぷ)村で開催された。……

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