(円卓)心を整える瞑想の習慣を

メンタルトレーナー 加藤 史子

児童生徒の中には、落ち着きがない、すぐに焦ってパニックになってしまう、不安が大きい、落ち込みやすいなどの状態にある子供たちもいると思います。そのようなときに、自分で心を整えるためにできることや、場面に応じて心を整えられるように導くことは、とても大事な指導になります。

瞑想(めいそう)は、子供たちが自分でできる心を整える手法です。難しいものではありません。簡単にできる瞑想法を実践できれば、子どもたちは生涯を通して自分で心を整えることができるようになります。誰でもできる簡単な瞑想を紹介します。

▽心を整える呼吸に意識を向ける瞑想

自分の呼吸に意識を向けていきましょう。どのぐらい息を吸い込んでいるのか、どの辺りに吸い込んだ息が入っているのか、どのぐらいの深さ(大きさ)の呼吸なのか、テンポはどうか、を観察しながら3回呼吸します。呼吸に意識を向けることができたら、そのまま1分間続けていきます。

これだけでも、落ち着いて穏やかな気持ちになってきます。集中力もついてきます。

▽悩みを解決し心を軽くする、自然の一部分になりきる瞑想

①自然の中で、何かの自然になります。どの自然になるのかを選びます。空、太陽、雲、風、海、山、川、木、花など、何でもいいので好きなものを選びます。

②選んだ自然に自分自身がなりきっているところをイメージします。1分くらいかけて、その自然になりきってみます。

③自分が悩んでいることについて、その自然に助言をもらいます。自然はなんと言ってくれるでしょうか。自然からのメッセージを受け取ります。

この手法を使うと、今の自分に必要なメッセージを、自然というメタファーを通して受け取ることができます。

「瞑想」にはいくつもの種類があって、心を整える、痛みを和らげる、健康を取り戻す、心を楽にする、夢を実現する、自分の命のミッションに気がつく、さまざまな場面で気持ちを切り替える、などがあります。

弊著『人生を整える「瞑想」の習慣』(日本実業出版社刊)には、こうした瞑想を50種類以上紹介しています。瞑想の音声ナレーションもiTunesで配信しています。ご参考になれば幸いです。