(円卓)防災・減災を切り口として

宮城県多賀城高等学校長 佐々木 克敬

東日本大震災から3月で8年となる。この年月を被災した私たちは「もう」なのか「まだ」なのか、複雑に受け止めている。昨年も多くの自然災害が国内外で発生し、被害が報じられるたびに防災・減災学習の必要性が訴えられてきた。

現在、学校現場では学習指導要領の枠内でこれらを行っているが、特定の教科はない。各教科や特別活動の中で取り上げられる機会が増えてきているものの、総合的に関連性を持って取り上げられる事例はまだ少ない。「いのち」を守るための教育であるはずだが、なかなか広がりが見られない。

防災・減災を切り口とした学習は、教育課程や学習内容を難しく考え、専門的な知識を得ることだと捉えられがちだが、それだけにとどまらない。……

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