「未来の先生展2017」ゆとりは子供の輝きに直結 実行できるノウハウ紹介

5_澤田先生の幸せ研究所代表 澤田真由美氏に聞く

――日ごろの活動について。

学校専門のワーク・ライフ・バランスコンサルタントとして活動している。前職は小学校教員で約10年、東京、大阪で勤めた。自分自身が過労死ラインを超える働き方だったのを、保育園の迎えに間に合う働き方に改善した経験を生かし、講演や教員免許更新講習などで「学校ワーク・ライフ・バランス」について伝えたり、学校や教育委員会の働き方見直し支援(コンサルティング)をしたりしている。コンサルティングは大阪府高槻市北大冠小学校、藤枝市教育委員会にて現在進行中だ。

「学級崩壊と教員の多忙は関係がある」と答えた先生は96%(先生の幸せ研究所調べ)。これらや支援先の先生方の変化から、「先生のゆとりは子供の輝きに直結する」と確信している。「休む・遊ぶ・学ぶ」ゆとりを先生方に取り戻してもらい、教室で還元していただきたいと考えている。

――当日の発表内容は。

働き方を見直したいけれど、何をしたらよいか分からないので、とりあえず定時退勤日奨励を始めたという学校や自治体がよくある。「業務量は変わらないので帰れない」と現場の不満がたまっているのも、よく見かける。定時退勤日だけではスローガンで終わってしまうので、同時に日々の働き方を見直していく必要がある。

未来の先生展で予定している内容は、制度を変えたり、お金をかけたりする前に教員・学校ができることと、国の制度改革を待たずとも、県や市区町村教育委員会の立場でできること。

▽明日からすぐに生かせて教員人生でずっと役立つ『時間を生む思考法』▽汎用性の高い『業務改善のプロセス』▽実際に学校現場で行っている『事例』――などを紹介する予定。

実際に学校支援をしているコンサルタントだからこそ、伝えられることを織り交ぜ、参加者が勤務校に持ち帰って自ら実行できるノウハウを紹介したい。また、なぜ働き方の見直しが必要なのかと、その実現方法を知り、学校に戻った時に周りを巻き込む材料にもしていただける。

(株)ワーク・ライフバランスのコンサルタントである田川拓磨さんとのコラボセミナーで、田川さんが昨年度担当された静岡の富士見台小学校では、実際にどのような取り組みで成果を出せたのかも紹介していただく。

――読者へメッセージを。

▽自分自身や学年の働き方を見直すのに効果的な方法を知りたい『先生』▽学校全体で組織風土を変え働き方を見直したい『管理職』・『ミドルリーダー』▽各学校任せにせず全体で取り組みたい『教育委員会関係者』▽先生の働き方を応援したい『保護者』――など、教員のゆとりと充実を実現することで子供たちを笑顔にしたい方は、ぜひおいでください。

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【プログラム名】「先生のワーク・ライフ・バランス~制度を変えなくてもできること~」(26日午後2時20分~3時50分)


「未来の先生展2017」は、(一社)「Teacher’s Lab.」(宮田純也代表理事)が主体となって行う非営利イベント(文科省など後援、教育新聞社特別協力)。8月26、27の両日、東京都江東区の武蔵野大学有明キャンパスで開かれる。21世紀型授業、国際系教育、オルタナティブ教育、ICTなどに関する約150のプログラムが行われ、教育関係者や有識者ら約200人が登壇。詳しいタイムテーブルや入場チケット購入などは、「未来の先生展2017」のサイトへ。