「未来の先生展2017」創造的な学びの場を一緒に追求

cu20170815用 未来の先生展 宮田宮田代表理事に成果と展望で聞く

8月26日、27日の両日にわたり、東京都江東区の武蔵野大学有明キャンパスで開かれた「未来の先生展2017」では、教員や教育関係者など、延べ2400人が来場した。(一社)「Teachers’s Lab.」の宮田純也代表理事に、同会の成果やこれからの展望を聞いた。

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――「未来の先生展2017」を開催しての感触は。

まずは、今回ご来場・ご協力くださった全ての方に、心より御礼申し上げる。

どこか大きな組織が主催したわけでもないのに、第1回目の開催で、この規模と多様性を実現できたのは、今までの教育イベントではなかったのではないか。

多くの方々によって形作られた、奇跡的なイベントとなった。

「未来の先生展2017」は参加者だけでなく、各プログラムの登壇者・関係者の方々の熱気を感じ、とても盛り上がったイベントになった。

当日は、全国から学校の教員だけでなく、企業やNPO、保護者や子供など、多様な立場の人たちが参加し、イベントのコンセプトである「つながる、ひろがる、うまれる」が体現されていたように思う。

――次回に向けた展望は。

初年度の開催を踏まえ、大変な社会的意義のあるイベントだと体感的にわかった。参加者からは、「参加したいプログラムの時間が重なって、参加できなかったのが残念」という声を多く聞いた。

次回は、一度に提供するプログラム数を絞って、開催日数を増やし、さらに規模を大きくしていけたらと考えている。

また、より一層、海外とリアルタイムでやり取りできる現在、日本と海外の教育界を繋げられる機会も増やしていきたい。多様性というのは、言うのは簡単だが、実際には難しい。ただ、今回でもそれなりに体現できたのではないかと思っている。

枠を越える要素、そして「つながる、ひろがる、うまれる」というコンセプトを本年度から更に進化させて、当日のプログラムや環境づくりに生かしていきたい。

――全国の教員へメッセージを。

教育のイベントというと「有名で実力のある先生から学ぶ」といった敷居の高さを感じる先生もいると思う。

しかし「未来の先生展」は、自分の知らなかった実践に触れたり、偶然の気付きや出会い、変化を楽しんだりする場である。そういった気軽さを持って参加してもらえたらうれしい。

まずは体験してみて、そこから自分が学び続けたいものや自分にとって重要なものが見つかるといったセレンディピティを大事にしていく。

「未来の先生展2017」は、これからの「個」の時代において、学び・挑戦し続ける先生方に、それぞれの先生にとって、自分で学びたいことが見つかり、その学びや取り組みを促進・コーディネートしていく役割でいたいと思う。

自ら教育実践を進めている人、これから何かしたいと思っている人、いろいろな立場・考えの人が集まり、人がつながり、知識がつながり、活動や見識が広がり、新たな知恵や見識・取り組みが生まれる場にしたい。

そしてそれが日本・世界中に広がる。

そんな創造的な学びの場を、一緒に追求し続けていきたいと思う。

ゆくゆくは、教育を学校とその周辺だけに閉じ込めるのではなく、教育界を超えて、社会・世間一般に対して、教育の可能性と意義を訴えかけ、社会的地位をさらに向上させたいと思っている。