【予告】クローズアップ平和特集

掲載予告

真夏に迎えた、終戦。

あの日から8月15日で73年目を数える。

私たちは子供らに何を伝えていくべきなのだろうか。

3回にわたり、戦争と平和を教育から考える。

#01 無名戦没者の生きた証し 千鳥ヶ淵墓苑が創建60年(8/6)

36万もの名の無いお骨

 

靖国神社の第一鳥居を右手に見ながら九段坂を歩く。上り切った先にインド大使館が現れる。

手前を左に折れると緑道が続き、たどり着いたのは千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京都千代田区三番町)。

①千代田区戦没者追悼式は千鳥ヶ淵戦没者墓苑で厳かに営まれる=2018年7月13日、千代田区提供

今年で創建60年目に当たる墓苑には、

第二次世界大戦中に海外で命を落とした戦没者240万人の遺骨のうち、

引き取り手がない遺骨36万9166柱が納められている。

 

育ちつつある、意欲的な若い世代

 

千代田区では、区内在住・在学の中高生らを中心に「平和使節団」を毎年結成し、沖縄・鹿児島、広島、長崎にそれぞれ派遣する。

戦争・被爆体験を被害者から直接聞き、戦跡を見学することで、平和の大切さを実感してもらうのが目的だ。

④沖縄県糸満市で遺骨収集に当たる北村奈織香さん=2018年2月8日、北村さん提供

15人の枠に多くの応募が集まる。これまでに延べ300人以上が加わった。

“自分の周囲に戦争体験者が全く居ない中高生らの参加が目立ち、今年度は募集人数ぎりぎりの応募だった”(区国際平和・男女平等人権課)

戦争体験の風化が確実に進む一方、戦争体験を学ぶことに意欲的な若い世代も育ちつつある。

(8/6に掲載予定)

#02 惨劇の記憶を追い続けた37年間 ある高校教師が見た太平洋戦争(8/8)

湯の花トンネルで何が起きたか

1945年8月5日、新宿発長野行き中央本線列車が東京都八王子市の湯の花トンネル入口で、

硫黄島から飛来したP51、4機の銃撃を受けた――。

小型機による単独の列車への銃撃としては日本最大の犠牲を出したが、

太平洋戦争の甚大な被害の中で、日時や場所、犠牲者が報じられることなく歴史に埋もれていった。

東京都立東大和南高校で日本史を教える齊藤勉教諭は、23歳でこの事件を知ってから37年間、この事件を追い続ける現役の高校教師だ。平和を希求する子供を育てる齊籐教諭に、教師としての使命感、これまでに集積した惨劇の記憶を聞いた。

(8/8に掲載予定)

クローズアップ

押さえておきたい最新トピックスや注目のテーマ、話題の人にスポットをあて、教育新聞編集記者が掘り下げる特集企画。毎週月、水、金の朝5:00掲載。