令和7~10年度使用中学校教科書特集【器楽】

【協賛企画】中学校教科書特集2024
協賛各社
教育新聞ブランドスタジオ

教育出版株式会社

中学器楽 音楽のおくりもの(新実徳英ほか)

■明るく楽しい、簡にして要を得る紙面

 巻頭と各楽器の冒頭は、楽器の音色や響きを生かした音楽文化と豊かに関わる学習の導入部分。名手による演奏写真と中学生へのメッセージを掲載した。管楽器と弦楽器を総括する「表現の仕方を調べてみよう」は表現と鑑賞を組み合わせることで、音楽的な見方・考え方を働かせた学習を効果的にまとめられる教材。

■学習の見通しがもて、学びが深まる

 教科書前段〈演奏の仕方を身につけよう〉は、見開き左に題材と導入教材を示し、見開き右のまとめの教材で学習評価ができる構成。かまえ方や発音の仕方などはデジタルコンテンツ〈まなびリンク〉を用いるとよりわかりやすく、正確に身につけられる。教科書後段はさまざまな楽器で多様な音楽が表現できる〈合わせて演奏しよう〉〈名曲旋律集〉といった構成。

■先生と生徒に寄り添って授業を支える

 豊富な写真と解説が的確にレイアウトされた紙面により主体的な学習意欲が高まるよう配慮されている。各教材は中学生に親和性のある曲、歌唱・鑑賞教材に関連した曲などから教材性を重視して精選されている。

 

株式会社教育芸術社

中学生の器楽(小原光一ほか)

■編集上の特徴

①3つの資質・能力と各教材との関連を図示

 音楽科で身につけられる3つの資質・能力と各教材との関連を、目次の次ページに図示。「学びの地図」として、学習や評価の見通しを立てる際に活用できる。

②主体的・対話的で深い学びを実現する「学びのコンパス」

 具体的な学習の手立てをまとめた「学びのコンパス」を掲載。器楽授業の流れを考慮し技能習得の過程に組み込んだ。思考力、判断力を身につけられる設問や、深い学びに向かう投げかけも充実。

③音楽の学習を通して社会とつながる

 音や音楽が、生活や社会、文化とどのように関わり、どのような意味や価値をもつのかを、生徒が意識的に考える巻頭ページを設定。「バンドの世界をのぞいてみよう」「伝統の枠を超えて活躍する和楽器」など、生徒の興味・関心を広げる資料も充実。

④その他の特徴

 動画、音源、創作ツールなど、二次元コードによるデジタルコンテンツを大幅に拡充。思考力を育む巻頭資料、体験活動(和楽器の唱歌)、ソプラノリコーダーや打楽器の充実。楽器編成も工夫。