ニュース NEWS

文科省は7月27日、小学校教員免許取得のための大学での教職課程について、教育職員免許法施行規則の一部を改正する省令改正案を公示した。英語など外国語科目と、特別支援教育に関する科目、総合的な学習の指導方法の履修が必修化された。

東京都教委は7月27日、第13回定例回を開催し、教員の資質向上に関する指標の策定などを審議した。キャリアや都独自の教育課題に対して、求められる教師像が示された。

東京都豊島区と立教大学が、7月26日に協定を結んだ。2020年の東京オリンピック・パラリンピックとその後を見据えた教育や取り組みを、連携して進める。同区と同学の資源を活用し、区内の障害者スポーツの推進やオリパラボランティア育成などを目指す。併せて同区は、区立小・中学校で独自のパラリンピック教育を検討する。

兵庫県が実施した調査によると、県内400の認定こども園のうち、25施設が、面積基準などの認可基準の一部に抵触していた。

㈱オークローンマーケティングが実施した「子供の夏休みの宿題に関する調査」によると、夏休みの宿題を手伝っている保護者は約4割で、9歳以上の子供がいる保護者に限ると6割以上だった。その半面、手伝った保護者の半数以上が「手伝いすぎた」と感じた経験があった。

消費者庁は関係府省庁と連携して、「子どもを事故から守る!プロジェクト」を推進している。子供の事故防止に向けた注意喚起を、メールやTwitterで配信している。

ニュース解説 COMMENTARY

企業の経営と学校経営を比較した場合、多くの違いがあるのは確かである。その1つに企業の経営者に求められる「成果を上げる」ことの差異がある。企業の場合、かなりはっきりしている。しかし、校長がそう言われたら、かなり戸惑うのではないか。学校も「成果」は求められているが、企業の利益のように明確に数字で示すのは難しい。常に曖昧さがつきまとう。

4月の「学校だより」には、教職員の転出入のお知らせと今年の学校組織一覧が掲載される。今回、小学校についていくつか入手できたので、学校組織を東京都、千葉県、北海道と比べてみた(参照PDF)。

(学)大出学園支援学校若葉高等学園の清野佶成理事が、25回にわたる連載「特別支援教育の根本」を、7月17日号で終えた。

社説 OPINION

「小学校及び中学校の学習指導要領等に関する移行措置並びに移行期間中における学習指導等について(通知)」が、7月7日、文科事務次官から各都道府県教委教育長等に通知された。またこれに関係する文科省令および文科省告示が公布・告示された。移行期間は小学校が平成30年4月1日から32年3月31日まで、中学校が30年4月1日から33年3月31日まで。

近年、小・中・高校生の若年層を中心に急激に普及したSNS。コミュニケーション手段として有効利用され、いじめの経路となる一方で、その問題解決の対応策にもなると期待されている。

安倍首相の私的諮問機関である教育再生実行会議が6月1日、第十次提言を公表した。内容については本紙でも報じているが、学校・家庭・地域の役割分担と教育力向上や、子供たちの自己肯定感の育成、これまでの提言の確実な実行へのフォローアップの3本柱で構成されている。地域における総合的な家庭教育支援の一環として子育て支援事業での体制づくりのための文科と厚労両省の連携協力や、学校の教育力向上を踏まえた教員の働き方改革など、文科省主導の中教審とは違う「オール省庁」の提言が目を引く。

学校経営 MANAGEMENT

今の子供は将来どう生きるであろうか。最近、にわかに未来に向けた教育が大きな関心を集めている。新学習指導要領も2030年を目指すとされる。

人物本位の管理職選考で、面接はますます重視される傾向にある。限られた時間内で管理職としての意欲、抱負、ふさわしい知見、人柄などを示すためにはどうしたらよいか。熱意を伝え、自身をアピールできる場として面接試験に積極的に臨もう。

この連載では、学校における課題の重点化やビジョンの共有について、いくつかの角度から提案している。

教育実践 PRACTICE

新しいことを学ぶとき、あなたはどのように学ぶだろうか。仕事に関係することであれば、役に立ちそうな書籍を読むよりも、実際に直面している課題に即して学ぶときこそ、多くの大切な事柄を学べるだろう。

新しい学習指導要領の中で、「主体的・対話的で深い学び」という、いわゆるアクティブ・ラーニング(AL)が注目されている。21世紀型スキルを育む上でも、このAL能力は欠かせない。そこで、今回と次回の連載でAL能力について考えていきたい。

教育ビッグデータの価値を引き出す、ラーニングアナリティクスについて前号で説明しましたが、今回から3回にわたり、具体的な手法を解説します。今回は手始めに、基本的な統計処理を取り上げます。

企画特集 SPONSORED

7月17日は「海の日」。「海に親しむ」ことから始まり、「海を知る」ことで海への関心を高め、さらに海と人との共生のために「海を利用」しながら「海を守る」ことの大切さを学ぶ海洋教育について、鈴木大地スポーツ庁長官や東大海洋アライアンスのキーパーソンに話を聞いた。各団体の取り組みも紹介。

中教審初等中等教育分科会の教育課程部会、教育課程企画特別部会、総則・評価特別部会など、数々の部会の委員として学習指導要領の改訂に携わった奈須正裕上智大学教授が、『「資質・能力」と学びのメカニズム』を上梓した。新学習指導要領の「資質・能力」論を理解するためのポイントなどを、体系的に、明瞭に解説している。同教授に聞いた。

学校給食、食育に関する最新情報を集約!!チェックしておくべき情報が盛りだくさん。安全・安心な学校給食のための想定すべきリスクについて。学校給食施設の取り組み事例。文部科学省のスーパー食育スクール事業の委託校の実践ーーなど。

教員採用試験  EXAMS

平成30年度公立学校教員採用選考の志願状況(7月14日現在)を65県市が発表した。志願数は合計で17万4905人となり、前年より約6千人減少した。志願倍率の全国平均は5.5倍。昨年度の志願倍率から0.1ポイント低下した。また、約7割の45県市で志願倍率が低下した。(教育新聞調べ、北海道・札幌市を除く)

大阪府教委は7月14日、1次選考の合格者数を発表した。受験者合計6937人、合格者3617人。今後、2、3次選考を実施し、10月20日に結果発表を予定。

今年の教員採用試験がスタートした。手応えはいかがだろうか。すぐに役立つ面接のワンポイントアドバイスを列挙して、面接対策の一助としたい。

教育ICT EDUCATION ICT

東京都教委は7月27日、第13回定例回を開催し、教員の資質向上に関する指標の策定などを審議した。キャリアや都独自の教育課題に対して、求められる教師像が示された。

教育新聞は、教育ICTの実践を特集した動画番組「iTeachers TV」に協賛しています。

佐賀県上峰町と㈱レアジョブは、同町立上峰小学校の英語授業でのオンライン英会話の業務委託契約を、3年連続でこのほど締結した。外国語活動へのオンライン英会話の導入で、児童の英語に対する肯定的な姿勢が育っているという。

総合 GENERAL

(一財)日本アスペン研究所は、奈良県内の高校生を対象に「高校生のためのアスペン古典セミナー」を開催する。「人生をよりよく生きる」ためのリベラル・アーツの一環として、哲学の古典講読に取り組む。奈良県教委が共催する。

生活科教育研究会(神永典郎会長)は8月11、12の両日、第27回生活科教育研究会全国大会を、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催する。「響き合う生活科授業の創造」が研究テーマ。

神田外語グループは7月23日から8月4日まで、都内と近郊4都市の5会場で計6回、教員向けの英語教育公開講座「Hot Issues in the Language Teaching/言語教授における熱い話題」を開催する。内容は、アクティブラーニングの実践や語学授業におけるICTの活用、4技能型試験の指導ポイントなど。参加希望者は同講座サイトから申し込む。学んだ内容を現場で活用できるよう、実践的な講座が中心となる。千葉・静岡・横浜・東京・大宮の各会場では、7つの注目トピックをキーワードに講座を開設。各分野で先進的な取り組みを行っている講師陣が、最先端の英語教育法や専門知識などを教授する。

コラム COLUMN

安倍晋三首相が、高等教育の無償化を目指す考えを表明。一方、小泉進次郎衆議院議員を中心に自民党内の若手議員有志が、幼児教育の無償化を目指す「こども保険の創設」を提案するなど、無償化論が過熱している。

「社会人の学び直し」が政策として打ち出されている。勤務先の放送大学では、熱心な社会人学生と接する機会が多いので、なるほど社会人の学び直しは重要だ、と安易に納得することが多い。

教員の長時間労働の見直し問題に、ようやくメスが入る。中教審は、松野博一文科相が6月22日に諮問した「学校における働き方改革」の方策を審議するために設置した特別部会の初会合を7月11日に開いた。各委員から教員の勤務実態と今後の課題などの意見表明があった。

書評 BOOK REVIEW

著者は、平成27年まで、熊本市にある慈恵病院に看護師として勤務。さまざまな事情でやむをえず新生児などを預ける「こうのとりのゆりかご」の運営に携わってきた。

「会うは別れの始め=The first breath is the beginning of death.」「人間万事塞翁が馬=Joy and sorrow are today and tomorrow.」「能ある鷹は爪を隠す=Cats hide their claws.」

西部劇を連想するような刺激的なタイトルだ。しかし、この「ならず者」は、アウトローや荒くれ者の意味ではない。「思うようにならない者」であり、「自分の能力や人格に自信がなく、仕事が思うに任せない教師」を指す。