ニュース NEWS

 超党派フリースクールと夜間中学等義務教育拡充の両議員連盟は4月28日、国会内で総会を開き、不登校児童生徒を支援するための法案について共産、社民以外の党から了承された。連休開けの5月上旬には、国会に提出する見通し。

 文科省は4月28日、中教審初中教育分科会教育課程部会体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループ(WG)の第8回会合を開いた。体育・保健体育で育成すべき資質・能力やそれを踏まえた教科等の目標について意見が出た。

埼玉県教委は、閉校した学校施設の売払い代金、県民や企業の寄付金を積み立てて生かす同県教育環境整備基金を設置。同基金を活用した高校の特色化に向け、県内9校から寄せられたプランによる教育環境整備策が決まった。「ICT活用による運動部活動の躍進」「学び直しで確かな学力育成」などの取り組みがある。

 今年度のスーパー食育スクール指定12事業(公立校10校、私立2校)が決定した。学校種別では小学校4校、中学校4校、高校2校、中高一貫校2校。

 文科省は4月27日、中教審初中教育分科会教育課程部会社会・地理歴史・公民ワーキンググループ(WG)の第11回会合を開いた。資質・能力の3つの柱に沿った社会科・地理歴史科・公民科で育成すべき資質・能力やその育成に向けた教育内容の見直しなどについて意見が出た。

文科省は4月27日、今年度の全国学力・学習状況調査(4月19日実施)の学校名や児童生徒数などの情報を管理しているサーバーについて、北海道帯広市の公立中学校1校のアクセスIIDとパスワードが漏えいした疑いがあると発表した。サーバーには個人情報はなく、不正アクセスは確認されなかったという。現在は、当該のアクセスIDを停止した。

ニュース解説 COMMENTARY

4月14日、16日と2回にわたり最大震度7の地震が発生し、熊本県や大分県に甚大な被害が生じている。平成28年熊本地震と名付けられた一連の地震で被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、対応にあたっている方々のご無事を祈りたい。これほど長期間にわたって地震が起こった例はなく、避難や復旧においてもさまざまな困難が生じている。

社説 OPINION

先日、国立教育政策研究所から出された「副校長・教頭の職務状況に関する調査研究報告書」は、中教審が昨年12月に公表した答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善方策について」における副校長・教頭の存在意義に対し、その実態を検証する意味で大変興味ある内容である。同報告書の「調査研究の目的」にもそのことが触れられており、この調査結果は同答申案が将来、具現化されるための根拠資料となることが期待されている。

学校経営 MANAGEMENT

次期学習指導要領の告示まで1年をきった。昨年8月に中教審教育課程企画特別部会がそれまでの審議経過を整理した「論点整理」を示し、以降、各校種別、各教科等別のワーキンググループでの議論が進められ、その状況はその都度発信されている。今後、審議を煮詰め中間まとめが出され意見聴取等の後、さらに答申に向けて審議が行われる。

教育実践 PRACTICE

次期学習指導要領の改訂に向けて、新しい教育の方向性が示されています。中でも資質・能力を育むための指導法の一つとして、「問題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(アクティブ・ラーニング)」の意義なども提起されました。

企画特集

「グローバルに活躍したい! 大学生がそう思った動機づけとプロセスから、グローバル人材育成を考える」をテーマに、座談会を行った――。

教採対策  EXAMINATION

全国連合小学校長会(大橋明会長)はこのほど、「都道府県教育委員会の教員採用選考試験等に関する調査及び教員養成・教育実習等に関する校長の意見等の調査」と題するアンケート調査の結果を発表した。採用前に備えていてほしい力として、コミュニケーション能力、子どもたちへの対応能力などがあげられた。このような傾向を知って、対応することが大切だ。

教育ICT EDUCATION ICT

教育新聞は、教育ICTの実践を特集した動画番組「iTeachers TV」に協賛しています。 今回のプログラムは、古河市立上大野小学校・薄井 直之先生による「児童のICTリテラシーに期待!-iPadマイスター制度(前編)」です。 薄井先生は同校の研究主任を務め、児童の表現力の向上を目指しています。 同校では、平成27年度9月より全校児童に1to1のiPadが整備。 導入に際して、教員側にも児童側にもiPadをどのように使うか不安が見られたため、iPadの基本操作や授業で使用するアプリケーションの操作に慣れた児童を「iPadマイスター」とする認定制度を設けました。 6年生児童全員がiPadマイスターに認定され、低学年児童のiPadの初期設定を行ったり、基本操作を教えています。 さらには教員に対して操作方法を説明するビデオを作成するなど、校内でのiPad活用を普及させることにつながっています。

総合 GENERAL

東京都台東区の国立科学博物館で6月12日まで、企画展「生き物に学びくらしに活かす」が開かれている。生き物の持つ優れた生体機能を模倣し、人工的に再現して工学や医療の分野に応用する「バイオミメティクス」の世界を展示する。

コラム COLUMN

東京都府中市立府中第四中学校長 三浦登   熊本県を中心とした地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。災害が起こる度に感じます。自然の力は強く、人間の力がいかに非力であるかを。 しかし、困難を乗り越えることにより、新たな文明を創りだしたことで、人間という種は命を継続させています。 「人間は、道具をつくる動物である」とは、雷雲帯電を証明し避雷針を創った、アメリカの科学者フランクリンの名言です。 非力である人間は、道具を使うことに加えて、道具を創りだす営みがあるからこそ、他の動物より優位な文明を築いてきました。 人間が飛行機で空を飛ぶという道具を創り、ライト兄弟は12秒間飛びました。そして現在は、人間が宇宙ステーションを往復しています。 科学技術の発展は、道具を創りだすことで加速化しています。その基本は、道具を正しく使うことができる知識と技能が必要であると考えます。 道具が発達して便利になっている現代は、ボタン1つで目的が果たせる場面が多くなりました。それは、手指の機能が育たない環境であるのは間違いありません。そうすると、道具が創り出せないことにならないでしょうか。 人間の文明を支えるのが教育です。生活の中で不足していることも、学校教育で育むことが必要な時代がきています。 昨夏に、学習指導要領改訂に向けて論点整理が示されました。育成すべき資質・能力の3つの柱に、何を知っているか、何ができるか(個別の知識・技能)があります。その知識と技能の中で道具を使って手指の機能を育てる内容が、どの程度示されるのでしょうか。 そして、知っていること・できることをどう使うか(思考力・判断力・表現力)の学習場面に、試行錯誤を通したものづくりは有用です。具体物を造って考え、与えられた条件を判断し修正をくり返して、課題を解決するものづくりです。 不便を強いられる避難所の支援に、技術・家庭科で学んだ力を生かして、携帯電話も充電できる手回し発電機付ラジオを中学生が組み立てて送るプロジェクトが動いています。 「人間は道具をつくる動物である」。自然災害と向かい合い、1日でも早い復興をお祈りいたします。 (全日本中学校技術・家庭科研究会顧問)

書評 BOOK REVIEW

国語の学力は、言語技術だけではない。しかし、技術的な側面がしっかりと存在しているのは確かである。それを抜きに、原理原則だけを抽象的に語っても、意味がない。