ニュース NEWS

政府の「まち・ひと・しごと創生本部」に設置されている「地方大学の振興及び若者雇用等に関する有識者会議」は11月21日、第13回会合を開き、最終報告に向けた素案をまとめた。東京への過度な一極集中を是正する目的で、23区内にある大学の定員増を規制する法律の制定や、地方大学の活性化に向けた交付金制度創設などを提言した。

林芳正文科相を主査に、文科省やスポーツ庁、文化庁の課長級職員が集まり、幅広い施策を検討する「新たな時代を豊かに生きる力の育成に関する省内タスクフォース」の初会合が11月21日、文科省で開かれた。

佐賀県教委は11月22日、同県立高校の入学者選抜試験で、国語の聞き取りテストを廃止すると発表した。

文科・総務両省は11月21日、次世代学校支援モデル構築事業とスマートスクール・プラットフォーム実証事業に関する合同の会合を、都内で開催した。同事業の実証地域から事業計画について報告があり、各委員から質疑が行われた。子供の学習履歴や保護者などの個人情報をどのように扱うかや、学習系システムと校務支援系システムの連携によるセキュリティーの確保などが、課題として指摘された。

文科省はこのほど、私立学校施設の耐震改修状況について調査結果を公表した。耐震化率は前年比2.0ポイント増の88.4%で、公立学校施設の98.5%に対して10ポイント以上下回った。

都道府県立高校でのトイレの洋式化率が、全国平均で35.8%になることが11月20日、「学校トイレの洋式化を推進する地方議員ネットワーク」が発表した調査結果で分かった。

ニュース解説 COMMENTARY

大学入試センターは11月13日から全国約1900校の高校を会場にして、「大学入学共通テスト」の試行調査(ブレテスト)を開始した。2020年度の大学入試改革の実施に向けて準備は進みつつある。しかし、高校現場では記述式問題などをめぐり採点の公平性に疑問の声が上がっている(本誌11月2日付既報)。大学入試改革は、このままでよいのか。

今夏は多くの学会で教育職員免許法と教育公務員特例法の改正を批判的に論議するシンポジウムが開催された。新しい制度では国が教職課程のコアカリキュラムおよび教員の資質向上に関する指針を作成、教委は教員の資質向上に関する指標と研修計画を策定する。教委が研修計画を策定することは従来から規定されていたが、その基準を国レベルで策定するようになったのが大きな変更点だ。

福井県池田町立池田中学校に通う中学2年生の男子生徒(当時14歳)が、今年3月に自殺したことが、先月大きく報じられた。

社説 OPINION

「学校の仕事は細分化されている状況であるが、組織や校務分掌が細かすぎると、責任の所在や役割について混乱が生じることが懸念される。過重労働による心身の負荷を抑えるという観点からも、一人の人間が問題を抱え込むという状態を防ぎ、問題を共有化して組織的に対応できる体制をつくることが重要だ」

ベネッセ教育総合研究所は、10月26日、「学校外教育活動に関する調査2017」の調査結果を公表した。保護者の教育に関する意識や子供の学校外教育活動の実態を過去2回(2009年、13年)における同様の調査との経年比較を通し明らかにしようというもの。3~18歳の子供を持つ母親1万6170人が対象となった。

学校評価の総括評価の時期となった。新教育課程を全面的に視野に入れた学校評価、特に、新学習指導要領の「総則」を視点にして学校評価を行う必要がある。

学校経営 MANAGEMENT

ビブリオバトルは、自分が読んで面白いと思った本を他者に薦め、それを聴いた人たちのうち、どれだけ多くの人がその本を読みたくなったかを競うゲームです。ゲームの構造上、読書促進やプレゼンテーション能力の向上を目的として、教育の場に導入されることが多いようです。しかしながら、ビブリオバトルの持つ教育効果はそれだけではありません。今回は、それら以外の教育効果について紹介します。

A教諭は、一人暮らし。○○県出身の体育科の中学校教員で、2年生の学級担任および女子バレーボール部の顧問として活躍していた。特に、女子バレーボールの指導には抜群の指導力を発揮し、この年、県大会で優勝させた実績を持ち、部の生徒やその保護者等から絶大な信頼を得ていた。朝練習から放課後の練習、一年を通して土日返上の猛練習に打ち込んだ。A教諭の生活は、一言で言えば、部活に打ち込んだ毎日であったといえる。

私が担任時代に、教室の中で毎日行っていた取り組みの一つが、「ほめ言葉のシャワー」である。菊池実践の代名詞ともいわれるものだ。

教育実践 PRACTICE

いじめ問題への対応の充実は道徳科の課題である。では、役割演技を使って、いじめ問題を考える授業はどうあるべきか。

教育・学習は今、革命期を迎えています。転換のカギは、領域横断型の学び・探究・ICT活用です。

「授業再現ノート」は、家庭学習で算数の授業を再現することで、学びの再構成を意図したものである。家庭学習用に、算数専用のノートがあるというこだ

企画特集 SPONSORED

デジタル教科書の活用事例、校務の情報化、情報モラル、プログラミング教育など、学校現場における最新のICT教育トピックをお届け。文科省の教育の情報化の最新動向も詳しく伝える。また、ICT活用で「主体的・対話的で深い学び」の実現に向け、様々な公開授業、研究発表、ワークショップ、シンポジウムが行われる「第43回全日本教育工学研究協議会全国大会(和歌山大会)/11月24日、25日開催」の見どころも紹介。

インフルエンザ・ノロウイルスなど、感染症が流行しやすい学校現場――。この時期は感染症対策が急務となっています。 今回は、感染症の基礎知識と予防・対策を特集する。国の取り組みや対策方針を紹介するほか、専門家がウイルスや危機管理の基礎知識を解説。学校現場で取り組むべき衛生管理や健康教育について、最前線で働く養護教諭の事例も紹介。

むし歯予防と生活習慣の大切さを児童に伝える出張授業「2017年度『学校プログラム』楽しく学ぼう!歯の健康づくり講座」がこのほど、埼玉県杉戸町立高野台小学校(佐藤茂校長、児童数337人)で開催された。(公財)日本学校保健会が企画・監修/共催し、(株)ロッテが協力。同校の5年生児童60人が、45分の授業を受けた。

教員採用試験  EXAMS

平成30年度(29年度実施)公立学校教員採用選考の実施状況を本紙調べで集計した。全国68県市の平均倍率は、前年度より低く4.6倍となった。受験者は15万9294人で、前年度(16万5402人)より6108人減少した。受験者は平成26年度採用から徐々に減り、過去5年で最も低い倍率となっている。一方で、最終合格者は3万4939人で、前年度(3万3997人)から942人増加した。

学級担任はどのような仕事をしているか――。前回の紙面では、教師の平均的な一日を取り上げた。今回は、学級担任の仕事を小学校を軸に見ていこう。教師の醍醐味といったら、やはり学級担任ではないか、ともいわれている。

「授業に自信はなく、話し言葉に不安」「自分の指導にあたっての指示、発問に不安」「自分の話し言葉で大丈夫だろうか」「適切な言葉で授業ができるだろうか」「何も見ないで授業をしたことがない」などと、不安と負担を感じる受験生は少なくない。「試験官はここを見るその2」では、どのようなことを身に付けておけば自信のある態度で模擬授業に臨めるか、提案しよう。

教育ICT EDUCATION ICT

NPO法人iTeachers Academyが主催する「次世代教員養成フォーラム2017」が10月9日、東京都武蔵野市の聖徳学園中学・高校で開催された。「ICT活用をベースとした新しい学びの創造者へ」をテーマに、これからの教員に求められる資質や、ICTを取り入れた授業実践などについて、講演やワークショップが行われた。

日本マイクロソフトはこのほど、各地域や学校のICT環境整備の取り組み状況を調べた、「教育ICTリサーチ2017」を発表した。Wi-Fiの整備状況は、前年調査時の29.4%から55.2%へと大幅に進展した。

東京都は9月21日、今年2回目となる「小学校教育の現状と今後の在り方検討委員会」を開催した。就学前教育との接続や、外国語の専科教員配置、ICT環境の整備などについて検討した。

総合 GENERAL

(公財)高橋松之助記念顕彰財団(浅野純次理事長)が主催する、第11回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の贈呈式が10月30日、東京都千代田区のクラブ関東で行われ、次の3校1団体が受賞した。

ユネスコスクール参加校が千校を超え、学校現場における持続可能な開発のための教育(ESD)の啓発普及は、着実に進んでいるといえよう。国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、今後どのような展開がなされるのか、文科省の30年度概算要求を軸にみてみよう。

平成23年度末に市内全ての公立小・中・特別支援学校が一斉にユネスコスクールに加盟した大牟田市では、各学校が、それぞれの校区の特色を生かしたESDに取り組んでいる。今回も、その中から2つの実践を紹介する。

コラム COLUMN

AI(人工知能)の教育利用が注目を集めている中で、11月9日に東京都内で開かれた「AI時代の教育を考える」と題するシンポジウム(一般社団法人デジタル教科書教材協議会主催)は、的確な現状認識と実現可能な未来志向を目指した内容のある催しとして評価されよう。

今更ながらの問いかけですが、「教育」とは何でしょう。

「科学者精神」の理解体得を目指す科学センターでは、不思議と出会い、興味関心を高め、疑問を持ち、それを探究するための方法を考え、発見の喜びを味わうことを大切にしています。

書評 BOOK REVIEW

映画『挑む』は、〝ほめ言葉のシャワー〟で知られる元教員・菊池省三氏のドキュメンタリーだ。そして本書は、そのオフィシャルブック。映画の第一部と第二部から、語られている言葉をそのまま文字起こしし、豊富な場面写真とともに書籍化した、言わば本で読む映画『挑む』だ。

新聞を使った教育といえばNIEだが、社会科や国語の授業で用いられるイメージが強い。工夫次第で他教科でも新聞を使った魅力的な授業が行える。その具体的な提案が詰まっている。英語や道徳の授業プランもあり、次期学習指導要領にも対応している。巻末の学習ゲームでは、グループによるコミュニケーション能力、思考力や創造力を伸ばしたりできる。

私たちの誰もが、教育に関してなんらかの経験を持っている。しかしそれゆえに、教育について考えるとき、私たちは自分の経験を中心に据え、ある種の「当たり前」というバイアスを持ってしまう。