ニュース NEWS

 佐賀県教委の情報が窃取された問題で、文科省の「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」は7月28日、児童生徒が利用する学習系システムには個人情報の格納を原則禁止するなどの緊急提言を取りまとめた。8月中には、全国の都道府県教委に向けて通知として発出する見込み。このほか、秋ごろには、全国の情報セキュリティ担当者のための研修会を開く予定でいる。

 (公財)才能開発教育研究財団と教育工学研究協議会は、最新のICT活用実践や指導方法などが学べるIMETSフォーラム2016を7月28、29日の両日、東京都港区立三田中学校で開いた。ICTを生かした教育環境体験や複数のワークショップ講習を実施。榎本竜二元東京女子体育大学准教授は「アクティブ・ラーニングで子どもたちに教える情報セキュリティ」と題し、参加型の講習を進めた。

山口県宇部市教委は、障害を理由とする差別の解消に適切に対応するために必要な学校における「対応要領」をまとめた。市立学校に在籍する児童生徒、その家族、教職員および来校する障害のある者すべてに適応する。

国交省関東地方整備局、川崎市などによる多摩川流域協議会は、7月26、27の両日、小学生を主対象にした「夏休み多摩川教室」を同市の多摩川河川敷で開いた。子どもたちが地域の川の流れを体感し、有事対応の力を磨いた。生き物調査と観察コーナーも設置し、河川の自然や生きものの生態に理解を深めた。

文科省は7月28日、業務改善に向けた各教委の取り組みについて調査結果を公表した。多忙化の一因となっている保護者や地域の要望・苦情などサポート体制を構築している教委は都道府県46.8%、政令市75.0%、町村40.2%となっていた。

大阪市教委は7月26日、市立高校の入学者選抜で総合点を出す際に用いる学力検査および調査書評定の比率の範囲を、現行の5種類よりも拡大し、各高校長の裁量を拡大するのを決めた。各高校が求める生徒像に応じた入学者を獲得しやすくするのがねらい。

ニュース解説 COMMENTARY

本紙では、7月7日付紙面(電子版では同日付購読会員限定配信)で、中教審委員でジャーナリストの篠原文也氏へのインタビューを「小中から主権者教育を」の見出しの下で掲載したのをはじめ、18歳選挙権や主権者教育に関連する記事を多く掲載している。

社説 OPINION

中教審における協議では、各部会や各教科等のワーキンググループの取りまとめ案が次々と出され、次期学習指導要領に関する作業が大詰めの時期に来ているようだ。

学校経営 MANAGEMENT

いじめは児童等の尊厳を奪い、生命への危機を生じさせる。「脱いじめ」は社会全体の喫緊の課題である。学校には、校長の強いリーダーシップの下、全教職員の一丸となった組織的取り組みが求められている。

教育実践 PRACTICE

監修(一財)総合初等教育研究所 梶井貢 担当 練馬区立仲町小学校 嵐元秀 学習ルール・しつけの仕方を学ぼう グループ学習のよさを取り入れる 落ち着いた雰囲気の中で授業をしたいのですが、すぐにおしゃべりをしてしまう子が何人かいます。授業を聞いていない訳ではないのですが、独り言を大きな声で言ってしまうのです。その他にも、道具箱の中の物を取り出して触っている子や、「ノートを開いて」と指示しても、なかなか動き出さない子もいます。先輩のクラスを見ると、授業中の子どもの雰囲気が全然違います。どうしたら授業に集中して取り組むようになるでしょうか。 ▽授業に集中できない、落ち着かない、特別支援を要する児童へどのように指導するか   ケース1 「授業中に大きな声で話す子や隣同士でおしゃべりをして話を聞いていない子が多くて、落ち着いた雰囲気の中で授業ができません。どうしたらおしゃべりが少なくなるでしょうか。」 対策を学ぼう 対策1 プランニングと役割分担をしっかり おしゃべりには2つのタイプがあります。1つは、独り言を大きな声で言ってしまうタイプ。もう1つは、近くの席の子と話をしてしまうタイプです。タイプに応じて指導法も異なります。 独り言を大きな声で言ってしまう児童は、教師や子どもの発言に反応して声を出すことが多いものです。本人は、ちゃんと話を聞いて、授業に参加していると思っているので、自分の出す声が他の人の迷惑になっているという自覚がありません。ですから、まずは自覚させることが必要です。その子が一人で話し始めたら、「○○君は、ちゃんと話を聞いているね。何か言いたいことがあるの。みんなの前で言ってごらん」と話す場を与えてみましょう。「別に言いたいことはありません」と答えたら、「言いたいことがない時は、大きな声ではなくて小さい声で言う方がいいよ」と指導します。 こうした指導を何度もくり返すうちに、少しでも改善が見えたら、「最近独り言が少なくなったね」と声をかけます。落ち着かないタイプの子は、叱られることが多いので、褒められたいという気持ちが強いのです。小さな成長を認めて褒めることは、子どもの行動改善だけでなく、教師との関係強化にもつながります。 (1)よさを認める→(2)問題点を自覚させる→(3)適切な行動の仕方を指導する→(4)指導を繰り返す→(5)成長を認め、強化する 近くの席の子とすぐに話してしまうタイプの子が多い場合は、授業の初めにおしゃべりタイムを取ることがあります。その方がすっきりと授業に入れるのです。何を話しても自由にするときもありますが、「昨日の授業の感想」を伝え合うこともあります。前時の振り返りができるので、スムーズに授業に入れます。時間は30秒間くらいが適当です。短すぎると物足りないし、長すぎると収拾がつかなくなります。「やめ」の合図ですぐにやめられない子もいますが、その子たちを注意するよりも、すぐにやめた子を褒めるようにします。 けれども、できるだけ授業をすぐに始めたいと思う先生方の方が多いはずです。私は新しい学級を受け持ったら、4月の段階で「さみしがり屋はすぐしゃべる。甘えん坊はすぐ頼る」と話します。そして、さっと教科書を開く子、すぐに整列できる子、黙って教室移動のできる子を褒めるのです。 座席の位置も大切です。大声で独り言を言う子には、他者意識を高めたいので、教卓のすぐ前や教室全体が見える後方の隅がよいでしょう。おしゃべりの多い子は、黒板だけが視野に入る前方中央の席にすると集中力が高まります。 ケース2 「授業中、いつの間にか道具箱の中からホッチキスやコンパスを出して触っている子がいます。教科書をなかなか出さない子、ノートを開かない子もいます。どうすれば子どもが学習に集中するようになるでしょうか。」 対策を学ぼう 対策2 授業を活動的に変え、意欲を高める 物いじりをしてしまう子には、「幼児性の現れ」と「退屈からの逃避」の2つのパターンがあるようです。「やめなさい」と言っても、なかなか止まらないので、長い目で見て改善を促していくことが必要です。クラスの子どもに次のような話をすると、物いじりをすることが恥ずかしくなるようです。 小さな赤ちゃんはお母さんにくっついていると安心します。少し大きくなるとガラガラを持ちます。ガラガラはお母さんの代わりです。おしゃぶりはおっぱいの代わりです。さらに大きくなると、人形を持ちます。持っていると安心するのです。大人になっても、いつもタバコをくわえている人がいますね。もしかしたら、赤ちゃんが抜けていないのかもしれません。君たちの中にも、道具箱の中の物を出して触っている人がいますね。お母さんがいなくても寂しくないように、触っているのかもしれませんね。触っている子がいたら、「大丈夫、寂しくないよ」と話してあげて、やさしく見守ってあげましょう。   そして、その後も物いじりをしていたら、「あれ、まだ触ってるの」と声をかけ、自分から片づけることを促します。片づけたら「自分でしまえたね。赤ちゃんじゃなくなったね」と称賛します。教科書を出していない子がいたら、「授業が始まる前に教科書を出している子が〇人いました。素晴らしい」と話すといいでしょう。とにかくよい行動を褒めることです。教師が黒板に日付や課題を書いても、すぐにノートに書き始めない子がいます。そんな時は、書き終わった子に手を挙げさせ、「1人、2人、3人……」と数えていきます。急いでノートを開いて書くようになります。 落ち着かない子は、じっとしていることが苦手で、いつも動いていたいので、活動の場をどんどん増やしていくといいでしょう。手を挙げていない子も指名して発言させたり、全員で音読をしたりするなど、授業の中に声を出す場面を増やすことも効果的です。 また、一斉学習ばかりでなく、グループ学習やペア学習を取り入れることも集中力の向上につながります。この子たちにとって、「聞く」「読む」という受信型の活動は、退屈なのです。「話す」「書く」といった発信型の活動を取り入れることで、学習している実感が生まれ、学習意欲が高まっていきます。 教師の話し方を変えることも、集中力を高めます。大事なところはゆっくりと話したり、わざと小さな声で話したりすると、子どもの視線が集まります。声のトーンを落とすのも効果的です。 「教師が変われば子どもが変わる」という言葉があります。教師自身が自分の授業を振り返って改善することも、遠回りのようでいて子どもを変える近道かもしれません。 こんな悩みがあります 学級づくり 当番活動、係活動を円滑に進める 係は学級を楽しくするためのもの、当番はその仕事をしなければ学級が困るものだと先輩から教わりました。係や当番は、どうやって決めたらいいのでしょうか。また、どうすれば責任をもって活動するようになるでしょうか。 ケース3 「当番を決めても、なかなか責任をもってするようになりません。仕事をしたのかしていないのかが分かりにくいので、さぼってしまいがちのようです。」 対策を学ぼう 対策3 当番は一人一役、毎日評価 当番活動には、そうじ当番、給食当番の他に黒板、保健、くばりなどの当番があります。掃除や給食はグループで行いますが、黒板、保健などの当番は一人一役で行うと責任感が高まります。 まずは子どもと一緒に相談しながら、全員分の仕事を考えます。くばり当番のように仕事量の多い当番は、2~3人で担当させます。初めのうちは一生懸命に働く子も、しばらくたつとさぼり気味になることがあります。毎週役割を変えるようにすると飽きずに行えます。 誰が何の当番をしているかは、ホワイトボードに貼っておくとひと目で分かって便利です。 次のようなシステムで行うと自分の役割を責任もって行うようになります。 (1)自分の仕事を終えたら担任に報告に来る。 (2)担任は、握手をして「ありがとう」と言いながら「当番終了マグネット」を渡す。 (3)児童は当番表の自分の名前の上にマグネットを貼る。 (4)翌日の朝の会で、マグネットの貼っていない児童を、発表当番の子が発表する。 (5)その後、マグネット外し当番の子がマグネットを外して所定の場所に戻す。 (6)翌週は、当番を一つずつずらし、全員がさまざまな活動を経験できるようにする。 ケース4 「係活動を決めた当初は活発に活動していましたが、しばらくたつと活動しない係が出てきました。どうすれば、活性化していくでしょうか。」 対策を学ぼう 対策4 時間、場所、物を与えよう 係活動は、子どもの自主的、自発的、創造的な活動なので、教師が「やりなさい」と言ってさせることは好ましくありません。けれども、放っておくと活動が持続しないことも事実です。 クイズ係は火曜の給食中にクイズを出す、遊び係は木曜の中休みにクラス遊びをするといった具合に、活動計画を考えるときに「いつ活動するのか」を明記するようにすると活動が持続しやすくなります。中には、新聞係のように、打ち合わせに時間がかかる係もあります。2週間に一度くらい、給食を係のメンバーで食べてはどうでしょうか。打ち合わせの時間が確保できて、係活動が活性化します。 また、新聞係、イラスト係などの係ごとに教室の壁面スペースを割り当てておくのも、やる気が高まります。何も貼っていないことが恥ずかしく思えてくるようです。係活動用に画用紙などの紙類、マジックなどのペン類をいつでも自由に使えるように常備しておくことも大切です。「先生、○○を貸してください」と自分から言いに来るのは、意欲の高い子だけです。 係を決めた後に、違う活動をやりたくなったという子もいます。そこで、「係を移ったり、新しく作ったりしてもよい」というルールを作ります。係をころころと変えさせたくないならば、「転職は1回まで」としてもいいでしょう。 そして、2週間に一度程度の割合で、子ども同士で評価をさせます。学級を楽しくするために頑張っているかどうかを考え、手を挙げさせるのです。半分以上の子の手が挙がったら合格です。合格した係には、活動計画表にシールを貼っていくと励みになります。

企画特集

第98回全国算数・数学教育研究大会が8月1日からの5日間、岐阜県岐阜市の長良川国際会議場などで開催。そこで同大会のテーマである「学ぶ充実感のある算数・数学教育」について、日本数学教育学会会長の藤井斉亮同学教授、東京学芸大学附属小金井中学校の柴田翔教諭、同附属小学校の加固希支男教諭が鼎談による鼎談・学者、研究者、実践者から提言をもらった。   ◎ 鼎談 学ぶ充実感のある算数・数学教育 part1 | part2 | part3   ◎ 学者、研究者、実践者からの提言 筑波大学人間系准教授 蒔苗直道「知的な喜びや満足を期待」 都留文科大学文学部初等教育学科非常勤講師 滝井章「数学的見方の活用で充実感を」 東京都文京区立第六中学校主幹教諭 岡田春彦「比較・観察の目を教師自身が持つ」 元東京都公立中学校校長 楚阪博「メタ認知を活用し議論する」

教採対策  EXAMINATION

いよいよ試験本番である。そこで、試験にすぐに役立つものとして、本紙好評連載中の「面接の○回答×回答―合格の成否を分かつ決め手」から、模範回答をダイジェストで再録する。○回答とそのポイントを見て、実際の面接でもあわてずに自分のペースで対応できるよう、回答のコツをつかもう。 生徒との信頼関係を基に 質問 普段まじめでおとなしいと思っていた生徒が校則違反をしたとき、どのような対応をしたらよいか教えてください。 ○回答 いままでまじめな生徒が、校則違反をするには、それなりの理由や背景があると思います。厳しく追及して、力で抑え込むのでなく、話そうという気持ちに仕向けて、理由を探ります。 本人とともに、周りの友達や保護者からも話を聞き、背景を探り、原因をつかむための協力を求めます。このためには、日ごろからの生徒との信頼関係が得られるような学級経営ができていることが根底にあります。 一方、この行動は学校への警鐘と受け止めます。自分の学級だけの問題とせず、学年や学校の生徒指導上の問題として、収集した情報を提供して、学年や学校としての対応策つくりに生かします。 【コメント】 生徒指導の基本を押えたよい回答です。教師と子どもとの信頼関係がないところに生徒指導は成立しないこと、カウンセリングマインドの対応、教師一人の問題として抱え込まない対応の仕方まで述べている点がすばらしく、模擬回答案を作る参考にするとよいでしょう。 ◇ 文教施策を正確に理解する 質問 東京都の教育プランについて知っていることを、あなたが取り組んでいる事例と合わせて教えてください(臨採向け)。 ○回答 東京都の教育プランは、教育振興基本計画として位置付けられ、平成25年度からの5年間を中心に今後中・長期的に取り組むべき方向性と主要施策を示したものです。変化の激しい時代に、自ら学び考え行動する力、社会の発展に主体的に貢献する力を培うことを基本理念に5つの視点が示されています。 (1)子供の個性や能力を最大限に伸ばし自己肯定感を高める(2)「知」「徳」「体」の調和のとれた生きる力の基盤を培う(3)社会を生き抜く思考力、判断力、創造力を育てる(4)社会の一員としての自覚・行動力、社会貢献の意欲を高める(5)学校、家庭、地域・社会が連携・協力して子供を育てる――の5点です。これをもとに10の取り組みの方向が示されています。 現任校では、校長からこのプランを念頭においた学校経営方針が示され、教育課程を編成します。私は特に基礎基本の定着といじめ、児童の問題行動の未然防止に取り組んでいます。 【コメント】 細かいことですが、東京都教委では「教育プラン」という文言ではなく「教育ビジョン」という文言です。ここでは東京都が目指すこれからの教育についての理念、具現化の視点、取り組みの方向などを示していますが、きちんと理解がなされていますね。東京の教育の将来に対する構想(未来像)いわゆる教育ビジョンの趣旨についても理解を感じることができます。 ◇ 管理職への報告を怠らない 質問 下痢や嘔吐をしている子どもを発見したら、どのように対応しますか。 ○回答 その子と学級の他の子と教師との3点について申し上げます。 その子の状態を観て、今はじめての下痢や嘔吐なのか、何回か続いているのかを聞き、保健室に連れて行かせます。他にも同じような症状を訴える子がいないかを調べます。 私は学級全体の子どもへの指示と汚物の処理に当たります。 教室で嘔吐をしたときは、学級の他の子どもたちを、落ち着かせ空いている教室に移動させて、自習の指示をします。近くの教室の教師に声をかけて時々学習の様子を観てもらいます。汚物の処理にはマスクとゴム手袋を着用し、教室の消臭をします。 次に、養護教諭と保護者からの話を聞き、子どもの状態を管理職へ報告し指示を受けます。校医への報告や今後の対応についても指導を受けます。 【コメント】 配慮すべき視点を捉えた回答です。食中毒やウィルス感染などを考えて答えています。また、その子と他の子どもの安全を考えて答えています。自分一人の判断で処理せずに、養護教諭や近隣の教師の支援を受けることも必要です。管理職への報告と指導を受けて対応することも重要な視点です。 ◇ 事実の記録をとりながら 質問 虐待をされている疑いのある子どもを発見したら、どのような対応をしますか。 ○回答 はい、私は一人で抱え込まないで、養護教諭やスクールカウンセラー、学年主任、管理職の先生方に相談しながら、 次のような対応をします。 まず、養護教諭に体の状態を観てもらいながら、保健室で、原因についてその子の話を聞きます。聞きながらその子の反応を観ます。その結果を記録し、学年主任やスクールカウンセラー、管理職に相談します。 次に、校長の指導を受けて、保護者と面談の機会を持ちます。子どもの話と対応させながら、保護者の反応を記録し整理します。それを校長に報告します。 【コメント】 この回答のよいところは、一人で判断しないで自分の立場をわきまえ、それぞれの専門の教師に相談しながら対応している点です。また、具体的に、どのような手順で対応しようとしているかよく分かります。さらに、子どもや保護者との面談の事実の記録を取りながら、管理職へ報告や相談をしている点も、参考にしたいところです。 ◇ 趣味を教育に生かす姿勢を 質問 趣味や特技をおもちだと思います。あなたの趣味について教えてください。 ○回答 私の趣味は読書です。読書のよさは繰り返し何度でも読むことができる、読むことで想像の世界を広げることができる、自分を見つめ直す際のヒントが得られるなどです。私は読書によってその楽しみ・喜び感の体感ができました。 読書は想像力や洞察力、探求心などの伸長・深化と集中力の向上などに役立つと考えます。また、人としての生き方を学ぶことができます。さらに、情報氾濫の激しい、いまの時代にあっては自ら必要とする情報の収集、選択して活用する能力が求められています。また自ら課題を見つけ解決する力―「生きる力」も同様です。これらは読書の力で叶えられること大であると考えます。悩みを抱えたとき、解決のヒントを与えてくれるのも読書であり成長する上で極めて有用だと考えます。 私はこのことを教育に生かし、児童生徒の学習意欲につなげ、教育の目標達成に迫ります。 【コメント】 教員を目指すあなたが、趣味である読書を単なる趣味にとどめず教育に生かそうとする姿勢が評価できます。 『三国志』魏志に「読書百遍義自ずから見る(あらわる)」という言葉があります。どんなに難解な内容の書物でも、繰り返し読んでいるうちに自然と分かってくるという意味です。読書から学びの幅を広げ、一人ひとりの児童に生きていく。

教育ICT EDUCATION ICT

教育新聞は、教育ICTの実践を特集した動画番組「iTeachers TV」に協賛しています。 今回のプログラムは、松田孝先生(小金井市立前原小学校)による『ぼくが、プログラミング教育に命をかける本当の理由』(後編)です。 新しい「学び」の具体がプログラミングの授業だと松田先生。ゲーミフィケーションの要素とタブレット端末等の機能が相乗効果を産むAmazingな「学び」とは。実践を紹介。

総合 GENERAL

自殺危機でSOS示す力を育む=東京都教委は、都内全公立小・中・高校、中等教育学校、特別支援学校の校長などに向けた自殺防止教育連絡会を6月14日、都立多摩社会教育会館で開いた。自殺総合対策推進センターの反町吉秀地域連携推進室長は、自殺対策の最新動向と効果的な事例として、足立区でのSOSの出し方教育などを説明。参加した校長は、児童生徒の自殺防止に向けた対策や教育への理解を深め、学校での組織的な取り組み強化を誓った/小学生の5人に1人が便秘=NPO法人日本トイレ研究所の「小学生の排便と生活習慣に関する調査」によれば、国際的な便秘の定義基準に照らし合わせると、小学生の5人に1人、20.2%が便秘状態にあった。

コラム COLUMN

中教審では現在、初中教育分科会、教育課程部会などの会議を頻繁に開き、次期学習指導要領に向けた改訂作業に取り組んでいる。これに水を差すわけではないが、構成メンバーの中教審委員が理想的な教育課程の編成を追い求めるせいか、学校現場にとって実現が難しい課題が突き付けられている。

書評 BOOK REVIEW

教育現場では、デジタル環境の整備が必須となっている。 文科省では、デジタル教科書の位置付けに関する検討会議が開催され、教育関連企業は、さまざまなデジタル教材を開発している。そんな中で、世界に広がっている教育改革とデジタル環境との関係を、多くの事例を挙げながら述べている。