だいじなのは愛と ふっかふかのまくら!

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光村教育図書
教育新聞ブランドスタジオ
ピーター・レイノルズ ヘンリー・レイノルズ 作 1650円

 息子からほしいものを聞かれたパパは、「わたしにはね、もうおまえがいる!おまえを愛している!だいじなのは愛だ!」と答える。息子は、自分がほしいものは何だろうと考え、生きていくために必要なものを思い付く。

 ふかふかのまくらに、壁と屋根、水、おふろ、野菜畑、果物がなる木など。思い付いたものをそろえていくと、立派な家と庭が完成した。ある日嵐がやってきて、全てを吹き飛ばしてしまった。それでも2人が何とか生き延びることができたのは、根っこが土の中深くに伸びている木につかまっていたからだ。全てがなくなってしまったとき、親子のもとに残った唯一のものとは。

 豊かに生きるためには何が必要なのか、親子で考えるきっかけにしてもらいたい。