LGBTQ+の人々の権利獲得に向けた思いと行動、それを抑圧する社会の歴史をたどる。その歴史は古代ギリシャにまでさかのぼり、LGBTQ+の歴史は人類の歴史と同じだけの長さがあることが分かる。
勇気を出してセクシュアリティを公表した有名人や、運動の前線で闘ってきた人たちの生きざまを伝え、「自分らしく生きること」の尊さを訴える。まえがきには、LGBTQ+を公表し今を生きるZ世代の俳優、レイトン・ウィリアムズの「みんなも、ありのままの自分に誇り(プライド)を持とう。そして愛したい人を愛し、自分らしく生きることを恐れない人たちの勇気をたたえよう」というメッセージが収載されている。希望と勇気と誇りを今につなげようとする本書が、多くの子どもたちに届いてほしい。