衣服やタオルなどの身近な布製品は、綿花の「わた」を紡いだ糸で作られている。その綿花の種をもらった女の子が、植木鉢に種を植えるところから物語は始まる。女の子は水やりをしながら綿花の成長を見守る。
成長途中では虫がついたり、台風が来たりとはらはらすることもあるが、やがて白い花が咲き綿花の実がなる。実がはじけると、ふかふかの白い「わた」が飛び出してくる。
この「わた」を紡ぐと糸になり、糸を織ることで布になる。糸を紡ぐにはスピンドルという道具を、糸を織るには織り機を使うが、どちらも段ボールさえあれば簡易なものを手作りできることを紹介する。
綿花の育て方はもちろん、簡単な糸の紡ぎ方、布の織り方までを図解で分かりやすく解説する。ぜひ親子で読んで、一緒に楽しんでもらいたい。