よりよい授業づくりのためのヒントが見つかる充実の内容

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(公財)教科書研究センター
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 (公財)教科書研究センターはこのほど、小学校の教員に向けて教科書のより効果的な使い方を示した「〝新しい〟教科書の使い方―よりよい授業づくりのために―小学校」を刊行した。

 新学習指導要領(2017年改訂)に基づく教科書が、全国の小学校では20年から使われているが、教科書の構成や編集の仕方は、08年の学習指導要領以降、大きく変わってきている。本冊子では、これまでの教科書の変遷などを踏まえ、教科別(国語、社会、算数、理科、外国語(英語)、道徳)に、授業の準備、授業中、授業後まで教科書のより効果的な使い方を、事例を交えて具体的に、分かりやすく示している。

 例えば、国語では、領域や言語文化など学習内容によって紙面の様子が異なることを踏まえ、主な学習内容から、それぞれの紙面の性質に応じた効果的な活用方法を「ごんぎつね」や「考えたことを文章に書こう」を事例に紹介。社会では「導入部分」「展開部分」「終末(まとめ)部分」の活用の仕方を分かりやすく紹介。算数では、小学校低学年(かけ算)、高学年(小数のかけ算)の中で、かけ算の意味について考え、理解させる事例を紹介。理科では、それぞれの場面(問題を見つける場面、問題・予想・計画の場面、実験(観察)の場面、結果の処理・考察・結論の導出の場面)における教師から児童への声かけ例・児童の発言例を紹介。外国語(英語)では、教科書に出てくる題材・活動の流れ(導入↓練習↓言語活動)を分かりやすく紹介。道徳では、オリエンテーションページの活用のポイントの紹介など――例に挙げた以外にも、各教科の教科書の効果的な活用のポイントが数多く記載されており、充実の内容となっている。

 さらに、教科等横断的な学習のための教科書の使い方や活用例、総合的な学習の時間を中核にした教科等横断的な学習での活用例なども取り上げている。

 日頃の授業づくりに活用いただける内容で、教員研修だけではなく大学における教員養成などにおいても活用いただける冊子となっている。

 A4判・価格は660円(税込)+送料300円(24年7月時点の料金)。(株)ぎょうせいのオンラインショップで購入できる。詳細は同センターまで。