デンマーク在住ライター、翻訳家、リサーチャー
OECDの報告によれば、デンマークの教員が授業以外のタスクに使う労働時間は、日本の教員の約半分である。しかし、時間以外にも、教員のウェルビーイングを高めるような取り組みが現場にあった。教員・管理職・コミューン(市)が力を合わせて教員の労働環境改善に取り組んでいる様子を、ヘルシンオア市の特別支援学校で働くピーダーセン海老原さやか氏に伺った。
デンマークは「森の幼稚園」発祥の地だ。実際にどのような特徴があり、どのような考え方に支えられているのか。コペンハーゲンにある「森の幼稚園」の現場の声をお届けする。
北欧には幼小接続をスムーズにする、さまざまな工夫が見られる。スウェーデンの就学前クラス (関連記事はこちら)と同様に、デンマークには幼稚園クラスと呼ばれる、いわゆる「0年生」があり、学校教育への導入として重要な役割を果たしている。
デンマークで「最近いじめを受けた」と回答した11歳の割合は、1998年に30%程度だったが、2014年には11%、18年には5%と、劇的に減っている。 一方で、デジタルデバイスを利用したいじめは増えている。9年生(14~15歳)では男子の約10%、女子の約20%が、過去1年間にデジタルデバイス上のいじめを経験した。女子の間ではSNSでのトラブルが友達関係に影響したり、学校での無視に発展したりすることが多いという。
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