でのJICA海外協力隊活動を終え、現在は育児に没頭中
マラウイは「The warm heart of Africa (アフリカの温かい心)」としばしば呼ばれる。マラウイの人々の争いを好まない穏やかな気質、どこまでも続く草原や湖の壮大な景観、カバをはじめとする美しい野生動物などを象徴している。ちなみに、マラウイとは、現地の言葉(チェワ語)で「火」や「炎」を意味し、魅力的な日の出と日没に由来している。
マラウイのマタピラ小学校では午前7時に始業し、10時には低学年の授業が終わる。それには理由がある。低学年の教室には机も椅子もなく、児童はみんな床に座って授業を受ける。1学年約200人の児童が、まさにすし詰め状態になる。机やいすが無い方が教室に入れる人数が増える。教科書や文具を持っていない子の方が多く、教師も児童も3時間が授業をできる限界なのだ。
僕は成田空港でマラウイ行きをすでに後悔し始めていた。3月下旬の桜が咲く頃に、付き合い始めて間もない恋人との向後2年間の別れはあまりにも辛かった。JICA海外協力隊として新天地を夢見て志し始めたのは、彼女と出会うずっと前のことだった。「出会い」がどれほど人の気持ちを変化させるのか痛いほど感じた。
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