JICA技術協力プロジェクト専門家。専門はアフリカの教育開発学(初等教育・高等教育)。
ぎーっと音を立てる鉄製の扉を開けると、今日もホストファーザーが庭のマンゴーの木の近くで木製のベンチに座って読書をしながら、「ウェゾ(おかえり)!」と声を掛けてくれた。週末など首都から帰った時には、ハグ付きで迎え入れてくれる。私の大好きな瞬間だ。
熱帯気候に属するガーナに四季はなく、雨期(4~9月)と乾期(10~3月)に分かれる。小学校から高校までは日本と同様に3学期制を取っており、3学期の4~7月がちょうど雨期とバッティングする時期だ(学年度は9月に始まり、1学期は12月まで。2学期は1~3月となっている)。
教室の外に並べられた木の机で宿題をチェックしていた教員が、現地語のあいさつとともに、青いペンを握ったままの右手を振り上げながら笑顔で迎えてくれた。 二輪車で、でこぼこ道を走り、村を通り抜け、街中から1時間ほど――。
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