関西学院大学大学院教育学研究科博士後期課程。専門は比較教育学、幼児教育史
近年、子どもへのわいせつ行為に関する事件が多発しており、取り締まり強化を求める声が高まっている。デンマークでは、保育サービスを利用する子どもと保護者、そして保育に携わる者が安心・安全でいられるよう、環境づくりが徹底されている。
保育現場は女性が圧倒的に多い。日本では男性保育士は5%に満たない。欧州諸国でも、保育者のジェンダーバランスには大きな偏りがある。ノルウェーやデンマークは世界で最もジェンダーの偏りが少ないが、それでも男性保育者は1割程度だ。欧州諸国では1980年代から90年代に保育ネットワークの活動が脚光を浴び、男性保育者の存在は徐々に受け入れられ、その存在が随分と自然に受け入れられるようになった。男性保育者の立場から、日本とデンマークで考えたことを書いてみたい。
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