「公立と私立、それぞれの強みを生かして協働で授業をデザインすれば、学びの可能性が広がるかもしれない」と、東海大学付属静岡翔洋小学校の音楽専科、塚本伸一教諭は話す。私立の教員ながら、公立の授業実践に興味を持ち、協働授業や合同音楽会も企画してきた。一方で、音楽を「消滅する教科」と憂慮し、実技教科の授業時数減少やその位置付けに危機感を募らせる。公立と私立の垣根を越えて実践を続ける塚本教諭に、新たな学びの可能性と実技教科の未来について聞いた。(全3回の最終回)
「みんなが先生になって、授業動画をつくってみよう」――。東海大学付属静岡翔洋小学校の音楽専科、塚本伸一教諭は日々こうした斬新な授業実践に取り組んでいる。コロナ禍で制限が課せられた今こそ、「子供たち主導の授業に転換するチャンス」と前を向き、バラエティーに富んだ挑戦を行ってきた。「授業は実験」と話す塚本教諭は、どのように「子供主導」の新たな授業スタイルを自分のものにしていったのだろうか。(全3回の2回目)
「教員が思考を変えなければ、実技教科はいつか消滅してしまう」――。東海大学付属静岡翔洋小学校の音楽専科、塚本伸一教諭は、こう危惧する。義務教育課程での授業時数の減少や、コロナ禍での授業実践の難しさなど、数々の問題に直面する実技教科。ICTを取り入れながら、技術偏重思考を取り払った授業デザインに挑戦し続ける塚本教諭は、子供たちがどんな学びを描き、どんな力をつけていくべきだと考えているのだろうか。(全3回の1回目)
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