ROCKETで行われるプログラムに「解剖して食す」というものがあります。毎年異なる食材が手渡され、子どもたちは約5時間、それらと格闘することになるのですが、2016年は、エビ・カニなど甲殻類が用意されました。
今回は、私が2014年の立ち上げから約6年にわたってプロジェクトリーダーを務めてきた「異才発掘プロジェクトROCKET(以下、ROCKET)」についてご紹介したいと思います。ROCKETは日本財団の全面的な資金提供を受けて、東京大学先端科学技術研究センターでスタートした教育プロジェクトです。
私の専門領域は「教育」「心理」「食」ですが、これらは「学びとは何か」を模索する中で寄り道した領域です。これらを融合させながら、子どもたちとの学びの実験を通して私が感じたのは、「学びとは、自分を人生の主役として豊かに生きるためのトライアルである」ということ。そして、体と頭と心を作動させて、「感覚」「知識」「価値観」という三つの軸をつくり、磨き上げるのが重要だということです。
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