今回は「全体像を想定した始め方をデザインする」ことについてお話します。意識することは、①すでに教職員が持っているスキルを使うこと(ローマ字入力ができる、ワード・一太郎が使える、など)②すでに使っているものより一つ機能を追加したものからスタートすること③全員が使い始める研修会を設けること――の3点です。
今回は、ICT推進の「最低限のゴール」の設定についてお話します。本連載の第1回で書いた通り、学習者(児童生徒・教員・保護者)が、知的で安心してお互いに学び合える環境を構築することを、最終的なゴールに見据えています。「最低限のゴール」のイメージは、端的に言えば、①教職員、児童生徒に不備がない設備があること②ポリシーを決めること③全体像を想定した始め方をデザインすること――の三つです。
今回は、ICT担当とはどういった「目的」「役割」「権限」を与えられているのかを示すとともに、ICT担当と管理職が一体となって環境を構築していくという立場を取ってほしいとの思いを記します。
はじめまして。今回から連載をさせていただく五木田洋平です。2020年度まで私立開智望小学校でクラス担任、学年主任、ICT部主任などを務めていました。開智望小学校が探究学習を推進していることもあり、探究的な学びと従来型の教育の融合を目指したり、学習者同士が学び合うクラスを設計したりしていました。
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