「自身で食事をコントロールできるように、自分の心や体を思いやれる知識を持って巣立ってほしい」――。東京都武蔵村山市立第七小学校の吉村康佑栄養教諭は、そんな思いを込めて日々の給食指導に当たっている。児童生徒の人生に、一生関わり続ける“食と健康”。子どもたちの人生の基盤となる「食育」を、どうデザインしていけばよいのか。
「吉村先生の授業で、命についてよく考えるようになった」――。東京都武蔵村山市立第七小学校の吉村康佑栄養教諭の授業を受けた児童たちは、こう口をそろえる。学校教育での食育の充実が謳われて久しいが、中心となる教科や教科書がない中で、どのように学びを展開するべきか、考えあぐねている教員も少なくない。
コロナ禍で給食指導に多くの学校が困難を抱える中、東京都武蔵村山市立第七小学校では給食中に児童の笑顔が絶えず、なおかつ残菜も減っているという。給食指導の全体を仕切っているのは、栄養教諭の吉村康佑氏。あの手、この手を使って、児童の食に対する興味関心をかき立てている。
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