今回も前回と同様、リフレクションをどのように行えばよいかについてお伝えします。 前回、リフレクションを行う際、当事者のモチベーション(向き合う姿勢)や問いが大切だと述べました。今回はそれに加えて重要なことを2つお話します。
リフレクションとは、「日本語で内省の意。人材育成の場における『リフレクション』とは、個人が日々の業務の現場からいったん離れて自分の積んだ経験を振り返ることを指します。過去に起こったことの真意を探り、その経験における自分の在り方をみつめ直すことで、今後同じような状況に直面したときによりよく対処するための知を見いだそうとする方法論です」(人事労務辞典)とあります。
私が初めてリフレクションについて強く意識したのは、会社員時代の上司とのやりとりを通じてです。当時、上司と毎日のように、電話で商談やプロジェクトのことについてやりとりをしていました。その都度、私が進めていたプロジェクトの進捗(しんちょく)状況や商談について、「何が課題だと思う?」「どうしてそう思う?」などと、上司から矢継ぎ早に質問を受けました。私は答えるのがやっとで、いつも電話が終わると疲れ果てていました。
はじめまして、「リフレクションが起こす学びの化学反応」と題し、リフレクションのこれまでの取り組みについて連載することになりました山下徹と申します。.....
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください