GIGA端末が整備され、それまで対面だった教員研修や研究会がオンラインへと変わり、新たなつながりを生んでいる。鹿児島県の小学校でGIGAスクール構想の推進に注力する山口小百合教頭は、そうしたつながりについて「教員のメンタルヘルスを支える手段としても期待できる」と指摘する。
「米国のリモート授業との出合いで、教育観が変わった」――。鹿児島県でGIGAスクール構想の推進に精力的に取り組む、阿久根市立尾崎小学校の山口小百合教頭はこう話す。米国籍の児童を担任したことで知った、米国の学校のオンライン事情。「学習者ファースト」を徹底的に突き詰めたその仕組みに、大きな刺激を受けたという。
鹿児島県にある全校児童8人の小規模校、阿久根市立尾崎小学校でもGIGA端末の活用が着々と進んでいる。推進役を務めるのは、山口小百合教頭。東京都の小学校とオンラインでつながっての遠隔合同授業や、地元の企業や農家を巻き込んだバーチャル工場見学など、児童の好奇心をくすぐる実践を独自に編み出し、次々と実現している。
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