「ここの丸テーブルにいる方には、話し掛けていいんだと思って、話し掛けています。」 誰もが使える小さな丸テーブルについての教職員の言葉です。忙しい毎日、話したいことがあっても、自席で仕事をする教職員には話し掛けにくいものです。その結果、話し相手は仕事上の接点がある人や気の合う人に偏りがちです。実にもったいない状態だと思います。
職員室改革を進める際の対話の場で、参加者から次々とアイデアが生まれたらワクワクします。でも、アイデアが出ずに「しーん」となったときの恐怖たるや、言葉にできません。それが怖くて、自分のアイデアだけを話して、参加者に承認を強いるようになると、心理的安全性が下がり、会議への参加がつらくなっていくなど負のスパイラルに陥ります。
「職員室って何のためにあるのでしょうか?」 こういった問いを立ててから職員室改革を始めてはいかがでしょうか。どこの学校にも、当たり前にある職員室。当たり前過ぎて、こういったことを考える機会はあまりないことでしょう。だからこそ、一度立ち止まって、教職員で意見を出し合うとよいと思います。
初めまして。横浜市立日枝小学校の学校事務職員・上部充敬です。10回の連載を通して、今年6月に発刊した『教師の生産性を劇的に上げる職員室リノベーション32のアイデア』の内容と、そこで書き切れなかったことに触れていきたいと思います。
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