複雑な問題を抱えた生徒が多く通う、3部制定時制高校の東京都立八王子拓真(たくしん)高校。中退や不登校などが深刻だった同校に着任してから2年半の間にさまざまな学校改革を実施し、「生徒のための学校」を実現させてきたのが磯村元信校長だ。
「最後のとりでとして、誰一人取りこぼさない学びの場としてあり続けたい」――。3部制の定時制高校、東京都立八王子拓真(たくしん)高校の磯村元信校長は、同校の役割をこう言い表す。課題を抱えた生徒一人一人に合理的配慮を行い、一人でも多くの生徒が卒業できる高校づくりに取り組んでいる磯村校長。生徒にとって本当に良い学校とは何か。(全3回の2回目)
都内で唯一、不登校経験がある生徒でも入学可能な「チャレンジ枠」を有する、3部制(午前・午後・夜間)定時制高校の東京都立八王子拓真(たくしん)高校。生徒の中退や不登校などが深刻だった同校に、磯村元信校長が赴任したのは2019年。以来、「生徒のための学校を取り戻す」をモットーに斬新な学校改革を進め、中退率を赴任時の半数以下にまで減らすことに成功した。
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