社会の長寿化に伴い、今の中高生は「人生100年時代」を生き抜く必要があります。昨今では70歳までの雇用確保が企業の努力義務となり、人々の働く年数は延び続けています。そのため、自分の将来を見据えて、高いモチベーションで働き続けることが求められます。
「The Career is Dead」 1996年、ダグラス・ホールが出版した書籍のタイトルは「キャリアは死んだ」というものです。この言葉は、これからは個人がキャリアを模索していく必要があり、これまでの伝統的なキャリアは消滅していくことを意味します。伝統的なキャリアとプロティアン・キャリアの違いをまとめたものが次の表です。
21世紀は変化の激しい時代です。そうした時代の中で、教育も大きく変わらなければなりません。予測不能なVUCA時代では、組織と個人の関係性も変わる必要があります。ダグラス・ホールは「プロティアン・キャリア」の理論において、人と関わることで学び合う「関係性アプローチ」を主張しています。
社会は急激に変化しています。環境の変化、雇用の多様化・流動化、さらには誰もが想定していなかった新型コロナの感染拡大により、私たちはこれまでの「生き方」や「働き方」と向き合うことになりました。こうした社会の急速な変化に、教育現場も対応を求められています。変化に柔軟に対応しながら、自ら主体的にキャリアを形成していく次世代の育成が要請されているのです。
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