いじめ問題が報じられると、必ず学校や教育委員会の対応が問題視されます。しかし、それを問題視したり批判したりする人々は、徹底した原因究明や調査をすることなく、また新たな事案が発生すると同じような状況が繰り返され、事案は風化していきます。
NPO法人として多数の相談を受け、中立の立場で対応していることから、今でこそ私はいじめを巡る実態というものが見えています。でも、以前の私はいじめ被害児童の親であり、学校や教育委員会に不信感ばかり抱いていました。全国で起きるいじめ問題が報じられるたびに、「やはり学校や教育委員会というのは問題が多い」と思っていました。
私がNPO法人として活動し始めてから日々、全国から寄せられる相談やサポート依頼のほとんどは、学校や教育委員会と保護者の関係がこじれてしまい、問題が重大化している事案や、解決できずに長期化してしまっている事案です。なぜ、このような状況になっているのか。
元を正せば私は、いじめ被害児童の親でした。息子の身に起きたいじめ問題が多数報道されたことで世間に知られ、同じような思いをしている保護者の方々などから相談を受けるようになりました。相談は日に日に増え、私は自分に何ができるか考えるようになりました。
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