NPO法人レイパス代表理事
レイパスへ通うようになっても、ある時期からしんどくなってレイパスを休みがちになる子もいます。また、そもそもレイパスへ通い始めることができない不登校の子も少なくありません。最終回となる今回は、レイパスが不登校対応において気を付けていることについてお話ししていきます。
前回に続き、フリースクールに通う不登校生徒が全日制高校に進学するに当たって直面する課題の残り2つについて述べます。
今回から2回にわたり、フリースクールに通う不登校生徒が全日制高校に進学するにあたって直面する5つの課題について述べていきます。レイパスでの実例をベースに、現実的な連携を模索する一助になればと思います。
今回から3回にわたって、学校とフリースクールの連携についてお話します。 前提として、学校の先生の多くは不登校支援にとても熱心です。それ故に、どう連携していくのがいいのかとお悩みの先生も少なくありません。
今回は、レイパスの特徴でもある教科学習について述べます。 学校以外の学びの場をまとめて「フリースクール」と呼びますが、その中身は千差万別です。スマブラやフォートナイトなどのゲームを中心に活動しているフリースクールもあれば、自然体験活動を中心に活動しているフリースクールもあります。
本連載の第3回で言及したように、日本財団の調査によると不登校の3倍程度の苦登校(学校へ行くのが嫌でつらい思いをしているにもかかわらず学校へ通う)の子どもたちがいます。
自由な人生を選んでも、常に迷いや不安はあります。他人が敷いてくれたレールの上を走っている方が安心です。そこでレイパスでは、自分の人生を生きる子どもたちを勇気づける取り組みをしています。キーワードは、「対等」「感謝」です。
不登校に対する見方も変化してきています。以前はいじめや非行と同じように「問題行動」として分類されていましたが、現在はその枠から外れています。
前回、不登校の原因について具体的に述べました。その内容を大きく分類すると、①家庭の問題②人間関係(教師、友人)③学業――などに分けられますが、実際にはこれらが複合的に重なり合って不登校につながっているケースがほとんどです。また、本人すらも不登校の原因が「よく分からない」ことも珍しくありません。
レイパスは、不登校の子どもたちが通うフリースクールです。本連載では、不登校現場の最前線から捉えた「子どもたちの困り」に迫っていきたいと思います。
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