NPO法人こども哲学・おとな哲学アーダコーダ理事
今回は、学校外での小学生の「こども哲学」について取り上げたい。 全国各地の学校での取り組みが始まるのとほぼ同時期に、学校外でも小学生との「こども哲学」が試みられるようになった。 場所は、街中のカフェや、公民館・美術館といった公共施設。主催は母親たちや、各施設を運営している公共団体などまちまちである。
「子どものための哲学」(Philosophy for Children : P4C)は、1970年代に米国の哲学者マシュー・リップマンが始めた対話型の哲学教育だ。リップマンは「子どものための哲学推進研究所」(IAPC)を設立し、数々の教材やプログラムを創案した。 その後、IAPCで学んだ者らが中心となり、P4Cは世界各国で実践されるようになった。日本ではここ10年ほどで注目が高まり、授業などに取り入れる小学校が増えている。
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