学びの道教育研究所代表
2022年度から、高校で学習指導要領が実施を迎え、PBLは今後、全国の学校で行われていくと予想されます。好きなことを探究した先に大学進学がある高大接続が、現実味を帯びてきています。同様に、好きなことで就職や起業する新しいスタイルのキャリア形成も可能になってくるはずです。
探究学習やPBLでの成果発表が一般的なプログラムの最終段階ですが、児童生徒の学びを深めるには、成果発表で終わらせてはいけません。いかに内省し、振り返り、自分が行ったことやこれからしていくことへ強いモチベートをかけるかが、最大のポイントです。
今回の取材で分かったことは、PBLを実践している先生方の多くが、孤軍奮闘しながらも、徐々に仲間を巻き込みながら取り組みを進めてきていることです。どのような方法で同僚の先生方を巻き込み、PBLを校内に広めているのか、その実践例を幾つか紹介したいと思います。
課題の解決に向けて、自分で設定した誕生期の「プ譜」は改定される段階に入ってきます。児童生徒のプ譜は1人1枚ずつ作り、その上でチームで1枚作るのがベストです。成長期は、当初の予想通りには進まず、解決しなければならない問題がたくさん生まれるフェーズです。このような状況の変化に対して、われわれはどのように対応すべきなのでしょうか。よく起きる事例を検討します。
PBLでは、「やりたいこと」がプロジェクトの出発点となります。だからといって、やりたいことなら何でも採用してよいのでしょうか。一方で、「やりたいこと」を制限すると、結局「先生の求めている正解」を当てにいく世界に戻ってしまいます。この点について、プロジェクト課題の枠組みから考えてみます。
PBLで教科・学校・自分の限界という枠を「越境」するためには、導き手がティーチャーからファシリテーターへ変わることが重要です。 児童生徒も「教えてもらう」ことに慣れてしまっているような場合は、「自分が好きなことを探究していけばいいんだ!」とマインドセットを整える必要があります。
「越境型」PBLの導入が成功するか否かは、どのような学校外協力者と組めるかにかかっていると言っても過言ではありません。 学校外協力者とは具体的に、……
新年度、学校で「越境」して価値を生むPBLを進めていくための手法を「プ譜」(詳しくは本連載の「理論編」を参照)などのツールを使いながら、授業デザインをしていきましょう。……
今年度から中学校で新学習指導要領が全面実施を迎えます。そこではアクティブ・ラーニングが推奨され、それに伴いPBL(Project Based Learning)という言葉もずいぶんと目にするようになってきました。
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