精神科医として少年院で出会った子供との関わりをつづった『ケーキの切れない非行少年たち』の著者・宮口幸治教授。生きづらさを抱える子供の要因の一つに認知機能の弱さを挙げ、その支援をするためのツールとして「コグトレ(認知機能強化トレーニング)」を開発した。「見る力」や「書く力」、そして社会で生きていくための「対人スキル」を育むための支援とはどのようなものなのか。
児童精神科医として医療少年院や病院に勤務してきた立命館大学産業社会学部・宮口幸治教授の著書『ケーキの切れない非行少年たち』が、話題を呼んでいる。「見る力」や「聞く力」などの認知機能が弱く、支援が必要にもかかわらず行き届いていない「気付かれない子供」がテーマだ。「彼らを救えるのは学校しかない」と話す宮口教授に、学校や教師ができることを聞いた。(全3回)
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