職員室は、教育活動の「コア」である。授業の準備や成績処理、会議や電話での保護者対応に至るまで、全てこの部屋で行われている。そう考えても、多くの先生が過ごす職員室の環境改善は、教育をより良くすることに直結するのではないだろうか。
ごみを捨てるという行為は、日常の中で当たり前に行われている。例えば家の中。人は、しばしば丸めたティッシュをごみ箱に投げる。結局立ち上がり、遠くに転がったそれを拾ってごみ箱に入れる。決められた日になると袋にまとめ、妻とジャンケンをし、集積場所まで出しに行く。
個人机の整理整頓でコツをつかんだら、職員室を飛び出して教材室を片付けてみよう。片付ける場所は校務分掌表にのっとって行う。中学校の美術科教員なら美術準備室、小学校の体育主任なら体育倉庫といった具合にだ。もし、担当教科以外を片付けたい場合は、主任の先生に許可を取ろう。散らかっているからといって校務分掌の範囲外を勝手に片付けることは、思春期の息子の部屋を片付けるオカンと同義なので避けるのが吉。
初任者の頃の私は、「職場で配られた書類をうまくファイリングできない」という悩みを抱えていた。そこで、いつも定時で帰る同僚の教員にのび太のように泣きつき、どうしたらそんな風にスッキリと仕事ができるのかを聞いてみた。
片付けを始めるにあたって一番重要なことは、モノの本質や考え方、理論などを知ることである。そこで今回は、働きやすい環境をつくるために知っておきたい考え方と理論を紹介する。
私は2020年の3月まで7年間、小学校教師として働き、計1万㎏のモノを断捨離してきた。その活動報告をSNSで発信していたところ新聞や雑誌、テレビなどに取り上げられ、現在筆を執らせていただいている。 普段は、乾いた洗濯物を取り込めるのに畳めない私が、学校の片付けの魅力にハマったきっかけは三つある。
広告ブロック機能を検知しました。
このサイトを利用するには、広告ブロック機能(ブラウザの機能拡張等)を無効にしてページを再読み込みしてください