本連載では、コロナ禍での子どもたちのSOSについて、さまざまなデータを紹介してきた。過去の大規模災害で、子どもたちの心の傷・症状は、時間がたってから顕在化してくることが知られている。一種の災害とも言えるこのコロナ禍、中長期的な影響にも注意が必要である。最終回の今回は、子どもたちのSOSに気付き、受け止めるために必要なことについて考えたい。
本連載の第2回で、子どもたちの心の状態に関するデータを紹介した。実は、保護者の心の健康が、子どもの心身の健康に大きな影響を及ぼすことが知られている。今回は、コロナ禍における保護者の心の健康、子への関わりについて考えたい。
前回は、子どもたちの睡眠への影響について紹介した。今回は、子どもたちのメディア機器(テレビやスマートフォン、ゲームなど)の利用への影響について考えたい。
今回は、子どもたちの睡眠への影響について考えたい。2020年9月~10月に実施した第3回調査では、子どもたちの就寝時刻の変化、睡眠に関することについて尋ねた。コロナ前よりも1時間以上就寝時刻が遅くなった、あるいは不規則になった子どもは、小学校1~3年では16%、4~6年では31%に上った。
前回は、子どもたちの中に潜む偏見・差別について紹介した。今回は、コロナに関連したいじめやトラブルについて紹介したい。
人は、目に見えない敵(ウイルス)に対する不安や恐れにより、関連する人などの見える対象を敵と見なして、遠ざけたり差別したりしてしまうことがある。そうして生まれた偏見や差別は、人と人との信頼関係や社会のつながりを破壊していく。この問題は、新型コロナ流行初期から指摘されており、昨夏には文部科学大臣からもメッセージが発表された。今回は、子どもたちの中に潜む偏見・差別について考えたい。
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