日本の学校でも広く認知されるようになった、インクルーシブ教育。しかし、現状は枠組みが整備されただけにすぎず、教師や児童生徒の意識にまで浸透しているとは言い難い。そんな中、兵庫教育大学大学院学校教育研究科の小川修史准教授は「インクルーシブ教育を『受け入れる』という思考で捉えるべきではない」と指摘する。
敬語なし、スマホの利用は自由……。兵庫教育大学大学院学校教育研究科・小川修史准教授の授業スタイルが、SNSを中心に話題を呼んでいる。ベースにあるのは「特別支援教育の手法そのもの」で、「児童生徒の多様性を見つめるように、教員志望の学生や若手教員のそれぞれの個性を受け入れられる環境をつくりたい」と、小川准教授は語る。
特別支援教育と教育工学を専門とする兵庫教育大学大学院学校教育研究科の小川修史准教授は、今年5月からスカート姿で教壇に立っている。「自分の中の多様性をアップデートしたい」と、小川准教授がファッションの世界に飛び込んだのは2年前。(一社)日本障がい者ファッション協会(JPFA)の副代表に就任し、障害の有無や性別にかかわらず着用できる巻きスカート状のアイテム「bottom’ all(ボトモール)」を開発した。
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