文科省の調査によると2021年度の小・中学生の不登校は24万人以上に上り、前年度から25%も増加した。こうした状況がある中、香川県三豊市の公立夜間中学では「不登校特例校」として、学齢期の生徒が学んでいる。夜間中学の設置や普及に長く携わってきた城之内庸仁教諭に、インタビューの最終回では不登校問題への対応の在り方について聞いた(全3回)。
2017年に岡山県で自主夜間中学を立ち上げた城之内庸仁教諭は現在、居住する岡山市から香川県三豊市の公立夜間中学まで、約150㌔の道のりを毎日往復している。高校生の時に映画『学校』を見て夜間中学を知ったという城之内教諭が、どのような道のりを経て三豊市の夜間中学と関わるようになったのか。
2022年4月、香川県三豊市立高瀬中学校に夜間学級が開校した。夜間中学は主として、義務教育を十分に受けられなかった人や外国籍の人が学ぶ場だが、同校は文科省の「不登校特例校」の指定を受け、夜間中学として全国で初めて学齢期の生徒の受け入れに取り組んでいる。
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