部活動の在り方を考える上で避けて通れないのが少子化だ。昭和末期の1980年代半ばに600万人を超えていた全国の中学生は、2023年度には約320万人まで減った。その影響は都市部にも及び、学校単位での部活動の存続を難しくしている。今回は約70万人の人口を抱える政令市の取り組みから、未来の姿を考えてみたい。
教員の「働き方改革」の一環で在り方が問われている中学校の部活動。文科省は2023年度からの3年間を「改革推進期間」と位置付け、まずは土日の活動を学校管理下から切り離し、地域のクラブ活動へと移行させていく方針だ。だが、部活動改革の歴史をひも解くと、この「地域移行」は過去に挫折した経緯がある。実現には何が必要なのか。まずは試行錯誤を重ねる自治体の姿から考えたい。
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