これまでにない校舎で、学年の枠を取り払った教育活動を展開している福島県大熊町の「学び舎 ゆめの森」。子どもたちの主体的な学びをデザインする教職員は、どのように新しい学校の在り方を構築していったのだろうか。増子啓信副校長へのインタビューの最終回では、教職員の取り組みの経緯にフォーカスした。
福島第一原発事故により、避難を余儀なくされた福島県大熊町。その復興のシンボルとも言える「学び舎 ゆめの森」では、毎週金曜日に子どもたちが自分で時間割を決めるなど、主体性を育てる取り組みを徹底している。増子啓信副校長へのインタビューの2回目では、自由な教育活動の実際の様子と、災害からの復興において学校が果たす役割について聞いた。
東日本大震災から13年。福島第一原発事故の影響で全町避難となった福島県双葉郡大熊町では、復興の中心地である特定復興再生拠点区域の避難指示が2022年6月に解除され、ようやく復興が本格的になった。そのシンボルとも言えるのが、義務教育学校と認定こども園などが一緒になった「学び舎 ゆめの森」だ。同校の教育内容の検討から、校舎の設計などで中心的な役割を担ってきた増子啓信副校長に、新しい校舎を案内してもらいながら、同校が目指す教育、災害からの復興に果たす学校の役割などを聞いた。
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