戦後80年の今年、修学旅行先をこれまでの関西から被爆地・長崎に変更し、平和教育に力を入れている東京都八王子市立上柚木中学校で8月26日、長崎の被爆クスノキ2世が植樹された。
戦争体験者の高齢化が進む中、記憶の継承が差し迫った課題になっている。被爆から80年を迎えた広島県では、バーチャル・リアリティー(VR)やAIなどテクノロジーを生かした新たな継承事業に取り組み、修学旅行の平和学習などに利用されている。
子どもたちにとっての平和とは何か――。小学校教諭を目指す大学生が東京大空襲体験者の証言を生かした模擬授業を通して自主ゼミを立ち上げ、平和教育について議論してきた。
戦後80年を迎え、戦争体験者の減少、高齢化に伴う体験の継承が課題となる中、人工知能(AI)などの最新技術を活用し、体験者の証言動画に質問できるシステムを舞鶴工業高等専門学校の学生たちが開発し、実用化に向けて動き始めている。
戦争体験者の高齢化が進む中、戦争の惨禍をどう伝えていくか、平和教育の大きな課題となっている。太平洋戦争終結わずか10日前の空襲で大きな被害を受けた前橋市で、戦後80年を迎えた今年4月、「前橋空襲と復興資料館」が開館した。
80年前の1945年8月15日、日本は戦争に敗れ、教育は大きく変わった。それまで戦争に勝つために我慢すること、敵を憎むことを強制していた子どもたちへの教育は全て否定された。
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